フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、今シーズン限りでF1を引退するとの噂を完全に否定した。2007年にF1デビューを果たしたセバスチャン・ベッテルは、現在F1での13シーズン目を戦っている。レッドブルでタイトルを4連覇する大きな成功を収めたベッテルだが、フェラーリに移籍してからは望んでいた結果を残せていない。
昨年からミスを指摘されていたセバスチャン・ベッテルは、期待の新星シャルル・ルクレールのフェラーリ加入によって、イタリアメディアとファンからのプレッシャーがさらに高まっており、今年限りでF1を引退して、家族との時間を増やすのではないかとの臆測が流れた。「そんなことを一言も言っていないし、どこから出てきたのかわからない」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「やめたければいつだってやめられるし、チームが僕を追い出したければいつだって追い出せるはずだ。でも、僕はチームにとても満足しているし、チームも僕に満足してくれていることを願っている」 「僕はとてもハングリーだし、ここで勝つというミッションがある。本当に重要なのはフェラーリで勝つことだけだ。そのために頑張ってる。今、僕たちは勝てていない。僕たちにはまだやるべきことがある」 このような噂さが流れることにフラストレーションを感じるかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「誰が作り出しているのか知らないけどね。そのような結論にたどり着くようなことを僕は一言も言っていないつもりだ。特に気にはしていない」 「ジャーナリストの仕事の一部は、話をでっち上げるとまでは言わないけど、面白く伝えることだということは理解している。でも、それは別にどうでもいいことだ。勝手にやってくれればいい。僕は自分のやりたいようにやるだけだ」2019年シーズンの6戦を終えて、セバスチャン・ベッテルはポイントリードーのルイス・ハミルトンに55ポイント差をつけられておりい、タイトルの可能性はすでに厳しくなっているが、今後レースでメルセデスを上回れるようになれば、フェラーリはシーズンの流れを変えられると信じていると語る。「今後数戦が僕たちにとって本当に重要になる。もう一度先頭に立ってメルセデスを苦しめられるようにならなければならない」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「それを定着することができれば、その先に期待できる理由はたくさんある。さっきも言ったように、遅いよりは早くやることが重要だけど、いつまでにという日付を言うつもりはない。どうなるか見てみよう」 「僕たちは明らかに遅れをとっている。メルセデスと他とのギャップはかなり大きい。だから、僕たちはそのギャップを縮めて前に出なければならない。そうしなければ、ひっくり返すのは難しくなる」
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