セバスチャン・ベッテル 「接触での件についてハミルトンと話したい」

セバスチャン・ベッテルには10秒のストップ＆ゴー・ペナルティとともに3点のペナルティポイントが科せられた。ベッテルは、ルイス・ハミルトンが“ブレーキテスト”をしたと主張したが、スチュワードはデータを確認し、その可能性を除外している。ルイス・ハミルトンはベッテルは自分の行動を“恥じるべき”だと非難。10秒のペナルティでは不十分だと不満を述べている。一方、セバスチャン・ベッテルは事故についてハミルトンにもペナルティが科せられるべきだと考えている。「僕は彼には何の問題も抱えていない」とセバスチャン・ベッテルは語る。「ドライバーとして彼のことをとてもリスペクトしている」「わざとやったとは思っていない。彼にも自分のクルマにダメージを負って、レースが終わってしまうリスクがあるからね」「今は話すには適切なタイミングではない。でも、彼と話をして、すっきりさせて、進むつもりだ」「僕は十分に賢くないかもしれないけど、難しい人間でもない。彼と一緒に片付けたいと思っているし、整理しなければならないことはそんなに多くないと思う」事故の際、2番手を走行していたセバスチャン・ベッテルは10秒ペナルティを受けても4位でフィニッシュしたが、トップを走行していたルイス・ハミルトンはゆるんだヘッドレストを直すために緊急ピットインを余儀なくされ、5位でレースを終えた。その結果、ベッテルはチャンピオンシップのリードを14ポイントに広げている。セバスチャン・ベッテルは、今回のペナルティポイントで累積9点となり、出場停止処分まであと3点となった。昨年、2点ずつ3回のペナルティポイントを科せられたセバスチャン・ベッテルは、そのうちの2点が次戦オーストリアGP後に期限切れとなる。自分のとった行動が、自分の評判を傷つけることになるかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「いいや。僕たちはレースをするためにここにいる。僕たちは大人だし、人々は僕たちにレースをすることを望んでいるし、激しい戦いを望んでいる」とコメント。「あちことでちょっと接近するかもしれないけど、人々はただの追い抜きではなく、リアルなオーバーテイクを望んでいる」「僕はレースを楽しんだ。でも、僕だけがペナルティを受けて、彼が受けないのは適切だとは思わない」