2026年F1カナダGPの週末に表面化したフアン・パブロ・モントーヤとマックス・フェルスタッペンの舌戦が、新たな展開を迎えた。モントーヤは自身の発言が誤って伝えられたと主張する一方で、フェルスタッペンへの批判の一部については撤回せず、改めて持論を展開している。発端となったのは、モントーヤが2026年F1レギュレーションを公然と批判するドライバーに対し、ペナルティポイントや出場停止処分を科すべきだと発言したことだった。
これに対し、フェルスタッペンはカナダGPでその意見を一蹴し、両者の応酬が注目を集めていた。「フェルスタッペン親子との関係は良好」カナダGPのグリッド上でマーティン・ブランドルから「フェルスタッペン一家を怒らせたのでは」と問われたモントーヤは笑いながら応じた。「それは何か新しい話かい?」その後、talkSPORTの取材に応じたモントーヤは、今回の件を深刻な対立として捉える必要はないと語った。「いやいや、ドラマなんてない」「もしこれで怒っているなら、人生でもっと大きな問題を抱えているということだ」かつてウィリアムズやマクラーレンで活躍したモントーヤは、現在もフェルスタッペン親子との関係は良好だと説明した。「過去にレースでマックスと話したこともあるし、実際には普通に仲良くやれている」「頻繁に話すわけではないが、お互いに挨拶はするし、ヨスにも挨拶する」「これまで問題はなかったし、今も問題はないと思っている」ニュルブルクリンクでのメルセデスGT3テストを批判一方でモントーヤは、フェルスタッペンがレッドブルおよびフォードとの契約下にありながら、ニュルブルクリンクでメルセデスGT3マシンをドライブした件については批判を続けた。「マックスがニュルブルクリンクであのメルセデスを走らせたのは間違いだったと思う」「フォードがレッドブルに莫大な資金を投じているなら、メルセデスを運転するのは適切ではない」この発言は、フォードが2026年からレッドブルのパワーユニットプロジェクトに深く関与していることを踏まえたものだ。モントーヤは企業間のパートナーシップという観点から、フェルスタッペンの行動に疑問を呈している。「発言は完全に文脈から切り取られた」モントーヤはまた、自身がフェルスタッペン批判を行ったと報じられた経緯についても不満を示した。「私の発言は完全に文脈から切り取られた」「私は単に、他のスポーツと同じように、F1を公然とこき下ろすドライバーにはペナルティポイントや出場停止処分があってもいいと言っただけだ」さらに企業と従業員の関係になぞらえながら、自らの考えを説明した。「もし私があなたの会社で働いていて、その会社の悪口を言えば、あなたは私を解雇するだろう」「世の中はそういうものだ」モントーヤによれば、フェルスタッペン自身は最初からこの議論に参加していたわけではなく、記者からコメントを求められたため反応しただけだったという。「もし立場が逆だったら、私もマックスと同じことを言っていただろう」この発言からは、フェルスタッペンの反応自体には一定の理解を示していることがうかがえる。長年続くブランドルとの確執も再燃モントーヤは最後に、今回の騒動を取り上げたマーティン・ブランドルにも矛先を向けた。「マーティン・ブランドルは昔から私のことが好きではなかったし、その気持ちはお互い様だ」元F1ドライバー同士として長年にわたり微妙な関係が続いている両者だが、今回の発言によってその因縁も改めて注目を集めることになった。今回の一連のやり取りを見る限り、モントーヤとフェルスタッペンの間に深刻な対立が存在するわけではなさそうだ。ただし、2026年F1レギュレーションやドライバーの発言の自由を巡る議論については、今後もパドック内で意見が分かれるテーマとなりそうだ。
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