NASCARチャンピオンのカイル・ラーソンは、自分の方がF1のペースセッターであるマックス・フェルスタッペンよりも「より優れたオールラウンドドライバー」であると宣言した。2021年のNASCARカップチャンピオンであるラーソンは、グランプリレース以外ではモータースポーツ界で最高のドライバーの一人であり、NASCARでレースをしてきたドライバーの中でも最も天性の才能に恵まれたドライバーの一人とみなされている。
ヘンドリック・モータースポーツ・カップの活動以外では、ラーソンはスプリントレースに出場することが多く、最近ではノックスビル・ナショナルズで3度目のタイトルを獲得した。また、5月にはインディ500にも出場し、2014年以来、コカ・コカ600との「ダブルデューティ」に挑戦した初の現役カップドライバーとなった。マックスフェルスタッペンは2021年以降、F1で「倒すべき男」の地位をルイス・ハミルトンから引き継ぎ、2023年シーズンには22レースで19勝を挙げるなど数々の新記録を樹立し、3度のワールドチャンピオンとなった。しかしラーソンは、適切な装備があれば、フェルスタッペンに十分対抗できると感じている。自分が世界最高のドライバーと認められるためにはフェルスタッペンに勝たなければならないのかと尋ねられたラーソンは「そうでもない。心の中では、オールラウンドドライバーとして僕の方が彼より優れているとわかっている」とFloRacingに語った。「フェルスタッペンがスプリントカーに乗ってノックスビル・ナショナルズで優勝できるなんてありえない。チリボウルで優勝できるなんてありえない。ブリストルでカップレースで優勝できるなんてありえない」「モナコでF1レースに勝つことはおそらく不可能だろうけど、車という要素だけで言えば、彼が僕と同じことをするよりも、僕が彼と同じことをするほうがチャンスは大きいと思う」「それが私に安心感と自信を与えてくれる。僕は彼よりも優れているとわかっている」「オープンホイールのインディカーやF1カーでは無理かもしれないけど、それは一つの分野だ。他のすべてでは彼に勝てると思う。この言葉を引用してもいいよ」ラーソン vs フェルスタッペンラーソンが近いうちにF1へ移籍する可能性は低く、フェルスタッペンが逆の方向へ移籍する可能性も低いため、2人がトラック上で出会う選択肢は限られている。議論されている分野の一つは、モータースポーツが夏季オリンピックの競技種目に加わるかどうかだ。 モータースポーツは最近のパリ大会では競技種目に含まれておらず、2028年のロサンゼルス大会でも競技種目には含まれないが、2032年のブリスベン大会では競技種目として取り上げられると宣伝されている。しかしラーソンは、モータースポーツはオリンピックの競技種目にふさわしくないと感じている。「オリンピックでレースが行われるとは予想していない。なぜなら、オリンピックは100%アスリート中心の競技だからだ」とラーソンは語った。 「100%純粋な運動能力が勝つ理由だけど、レースには常にマシンの側面がある。そして車は100%ではない」「ここに2台の車があって、それが同一だと言ったとしても、同一ではない。だから僕はレースがオリンピックで行われるとは思わない。オリンピックでレースが行われてほしいと思っているけどね。レースに参加したいからね」「そうする機会があればうれしいですし、そうする機会があったら違う意見を持つかもしれない」「今のところは分かりません。オリンピック競技になる可能性はないと思う」「でも、オリンピックの金メダルを狙うチャンスがあれば、マックス・フェルスタッペンや他の国の選手たちと競い合ってメダルを狙うチャンスがあれば嬉しいね」「それはかなりすごいことだ」
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