マックス・フェルスタッペンは、2023年F1第18戦カタールGPで優勝。レース勝利後、F1は今回導入した特別ルールを採用すべきではないと語った。フェルスタッペンは、ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われた日曜日のレースでポールポジションから今季14回目の勝利を収めた。
FIA(国際自動車連盟)はレースのルール変更を実施し、各ドライバーのタイヤ1本当たりの周回数を最大18周に制限し、事実上各ドライバーに3回のピットストップを義務付けた。それ以上走行させておくとタイヤが故障してしまうという懸念から採用された。通常、ドライバーはレースごとに1~2回のピットストップを行うため、3回のピットストップを行うレースは異例だった。フェルスタッペンは、F1がそれを標準にするべきではないと語った。「強制的なピットストップではなく、タイヤでできる限り長くプッシュすることを好む」とフェルスタッペンは語った。「僕たちはタイヤに優しくなるように車を設計している。今日はそれを完全に最適化することができなかった。なぜならそれが僕たちの強みだからだ。でも、将来的には何を改善できるか見ていく」フェルスタッペンは3度のピットインを余儀なくされたにもかかわらず、57周のレース中一度もリードを譲ることはなかった。しかし、マクラーレンのドライバーたちはフェルスタッペンから6秒以内でゴールし、フェルスタッペンは予想以上にプッシュしなければならなかったと認めた。「レースを決めたのは最初のスティントだったと思う」とフェルスタッペンは語った。「その後は、タイヤが常に適切なウインドウ内にあることを確認しながら、自分のペースを管理することができた」「でも、マクラーレンは今日も速かったので、プッシュする必要があった。間違いなく厳しいレースだった」カタールでの2回目の大会は前回の訪問よりも早い時期に開催され、グランプリは日没後に行われたにも関わらず、数人のドライバーが暑いコンディションに苦戦していた。フェルスタッペンは、これまでのレースの中で最も過酷な「一つ」だったと語った。「おそらくトップ5に入るね」マックス・フェルスタッペン「いいレースができた。勝因はファーストスティントでタイヤの調子がよく、いい走りができたことだと思う。最後のピットストップで少し時間がかかってしまい、終盤にはマクラーレンが迫ってきた。彼らはこの週末を通してとても速かった。3回のピットストップが義務づけられていたので、マシンとタイヤの相性のよさをすべて引き出せなかったけど、それでも勝つことができた。チャンピオンを獲得してからも勝ちを求める気持ちは変わらないし、これからもレースウイークごとにマシンのパフォーマンスを上げていきたい」