マックス・フェルスタッペンは、FIA(国際自動車連盟)が今週末のF1カタールGPで2つのコーナーを変更する決定を下す中、なぜドライバーが懸念を示したときにトラック変更ができないのかと疑問を呈している。金曜日の夜、ピレリが多くのタイヤでトップコンパウンドとカーカスコードの間のサイドウォールに剥離を発見したため、FIAは土曜日の走行に先駆けてターン12と13のトラックリミットを変更した。
この問題は、50mmの「ピラミッド」縁石の導入が原因であると考えられており、その結果、ターン12と13の間でトラック幅が80cm狭くなった。また、FIAは延期されたスプリントシュートアウトの前にドライバーが変更に慣れることができるように10分間のプラクティスセッションを割り当てた。フェルスタッペンは安全性が優先されることを受け入れているが、3度のチャンピオンに輝いた彼は、FIAが今週末の途中で変更を課すことができたのに、ドライバーの要請で他の開催地ではできなかった理由を疑問視している。フェルスタッペンはタイヤ問題について、「もちろん、このスポーツにとって決して良い見た目ではないと思う。でも、まずは彼らが何を出してくるか見てみよう」と語った。「確かに、スプリントレースではデグが多く、フロントタイヤの摩耗が激しかった。ここはとても厳しい」「もちろん、高速コーナーではすでに2つのコーナーが変更された。こういうことがすぐに変更されるのはとても興味深いと思うけど、僕たちがトラックリミットや白線であちこち変更したいとか、そういう話をするときは、とても難しいよね」「将来のことについても話しておくべきことだと思う。なぜなら、僕たちの意見をもう少し聞いてもらう必要があると思うからね」「そして一般的に、明日は安全が最優先であり、パンクやさらにひどい事故に遭わないことが重要なので、今夜(土曜日)何が起こるか見てみよう」ピレリは土曜夜のスプリントレースで得た結果を日曜のグランプリの数時間前にチームに提出する予定だ。19周のレースで同じような傾向が見られた場合、FIAは安全上の理由から3ストップレースを義務づけるだろう。その場合、新品タイヤは20周まで、使用済みタイヤは予選のインラップとアウトラップを考慮して22周までとなる。