F1ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンは、マイアミGPのタイトなシケインは2022年F1マシンには適していないと語り、来年には変更されることを望んでいる。マイアミ・ドルフィンズの本拠地であるハードロックスタジアムの周りを周回するマイアミ・インターナショナル・オートドロームは、中高速のコーナー、ロングストレート、ターンパイクの下の非常にタイトなセクションのさまざまな組み合わせを特徴としている。
だが、5.41kmのレイアウトは素晴らしいショーを生み出さなかった。これは、レーシーングラインから外れた路面のグリップの欠如に部分的に起因している。それだけでなく、F1ドライバーからは改善の余地としてでこぼこしたターン14と15シケインにも批判が集まった。レース前、セクター2の組み合わせは“ミッキーマウス”または“フォーミュラE”シケインと呼ばれ、レースウィナーであるマックス・フェルスタッペンは、高い縁石でのバウンシングによて実際に気絶しそうになったとし、来年のイベントで対処されることを望んでいると語った。「トラックに関しては、いくつかのエリアを改善できると思う」とマックス・フェルスタッペンは語った。「14-15のシケインは少しトリッキーな組み合わせだ。もし、僕がゴーカートに乗っていたら、それは素晴らしいシケインだと思うけど、現在のようなF1カーではそうではない」「金曜日に行った4周で、最初の縁石にぶつかり、頭が左から右に少なくとも5~6回バウンドして、気絶しかけたことを覚えている。本当にひどいものだった」「非常に長く、幅が広く、硬く、非常にヘビーなので、ちょっとでも乗せすぎるともうほとんど制御できない。正直、F1のために作られたものだとは言えない」「もう少し進歩的なランプにして、もう少し乗り越えやすい縁石のレイアウトを変更する必要があるかもしれない」「多分それだけで助けになると思う。でも、とても遅い。もう少し流れるような組み合わせならば、僕たちの車ははるかに良く見えると思う」日曜日のレースで3位に終わったフェラーリのカルロスサインツは、シケインの縁石に正しく乗るには少し運が必要だと感じている。カルロス・サイントは、次のコーナーで利用できるランオフが限られているため、サーキットのその部分に遅いシケインが必要であることに同意したが、ドライバーはもっと良いコーナーを作るためにF1と調整についてすでに話し合っていると述べた。「この世代の車は重くて幅が広いので、このような2つのエイペックスの縁石を回って、それを回避するには少し運が必要なように感じる」とカルロス・サインツは説明した。「変な角度でなると、車はたくさん跳ね返るときがあるし、うまく決めれば0.1~0.2秒を得られることもある」「少し不自然なコーナーだ。スペースがあまりないので、まだ必要だと思うし、ランオフがないので、ターン16にアプローチするためにかなり速度を落とす必要がある。したがって、遅い何かが必要だし、タイトなものが必要だ「そこにある2つの曲線の性質、それらを組み合わせる方法は問題ではない」「これは常にそういったフェーズを経ていく新しいトラックであり、ロス(ブラウン)と彼のチームが実際にそれを整理してより良いサーキットを組み立てるためにすでにFOMと連絡を取り合っている」ポールポジションからレースをスタートしたが、第1スティントでマックス・フェルスタッペンに追い抜かれたカルロス・サインツのチームメイトであるシャルル・ルクレールは、珍しいシケインが提供する挑戦を楽しんだと課tる数少ないドライバーの一人だった。それでも、シャルル・ルクレールは、レイアウトを微調整することでスペクラクルに利益をもたらす可能性があることに同意する。「このシケインを実際に気に入ったのは僕だけだと思う。僕は楽しんだ」とシャルル・ルクレールは語った。「しかし、一方で、レーシングアクションについては、フォローするのが簡単ではなかったので、もっと良いことができると思う」「また、縁石を非常に正確にする必要があるため、前に車がいるときは、視界を確保するために非常に困難だ」「それはフォローするのをさらに難しくするけど、それを除けば、僕は実際にそれをとても楽しんでいた」