レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2021年F1イタリアGPの決勝レースをリタイアで終えた。ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンは、ターン1でダニエル・リカルドに先行を許し、2番手で追走する形になった。戦略を駆使してポジションを上げるべく、23周目にピットストップを行ったが、作業時間が長くなり、集団の中でレースに復帰する形となった。
挽回を期して追い上げたマックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)のピットアウト直後にターン1で並びかけるが、そのまま2台が接触。双方が絡んでコース外にストップし、ともにリタイアとなった。この接触により、マックス・フェルスタッペンには次戦F1ロシアGPで3グリッド降格ペナルティが科せられた。「今日はポジションを巡って(ルイス・ハミルトンと)激しいバトルを展開していたけど、そういった状況では、コーナーで2人が息を合わせて走る必要がある。ただ、今日はルイスが僕を押しやる形でスペースを残さず、2台がクラッシュしてしまった」とマックス・フェルスタッペンは語った。「彼がピットを出たときに、すでに僕にスペースを与えない動きを取り始め、そのまま1コーナーに進入していたため、トラック上の緑色の部分を走行せざるを得なかった。非常にタイトだったけど、外側に回る余裕はあった。ただ、その後、オレンジ色の縁石の上に押しこまれ、乗り上げる形になった」「本来は、激しいながらもフェアにレースをしたかったと思っている。(次戦の3グリッド降格の)ペナルティーには全く同意できないし、これはレーシングインシデントだと思っている。今日起こったことは残念だけど、2人ともプロのドライバーだし、ここからも前を向いていくのみだ」
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