レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、今季マシンRB16が失敗作であることを示唆した。レッドブル・ホンダF1にとって“予選モード”の禁止が有利に働くかもしれないという希望はモンツァで崩れ去った。予選を制したものの、ペナルティで勝つことができなかったルイス・ハミルトンだが、F1イタリアGPの笑顔を保つことができた。
「マックスが1ポイントも獲得できなかった一方で、僕たちはまだ7位とファステストラップを獲得できたので良しとしよう」とルイス・ハミルトンは語った。モンツァでメルセデスとのギャップを縮められるかもしれないと考えていたレッドブル・ホンダにとって、数日後には同じような高速サーキットであるムジェロが待ち受けている。ドライバーズランキングで3位に落ちたマックス・フェルスタッペンはどう思っているのだろうか?ムジェロについて質問されたマックス・フェルスタッペンは「いいや、完全に異なるレースだ」と語る。「でも、週末が終わってよかったよ。僕たちにとってかなり酷い週末だったからね」実際、表彰台のトップを立ったのは、元チームメイトで昨年ジュニアチームのアルファタウリに降格させられたピエールガスリーだった。「彼らのために嬉しく思う。2019年のレッドブルはそれほど悪くないしね」とマックス・フェルスタッペンは語った。「今年のマシンは単純に十分ではない。かなりの数のミスがなされたことは明らかだ。言葉を返すようだけど、予選でアルファタウリが僕たちにどれほど近いか見てみてほしい」「それは起こるべきではないことだ」厳しいことで知られるレッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコでさえ、ホンダのF1エンジンの問題でリタイアしたマックス・フェルスタッペンに気をつかっている。「彼に近づきすぎないようにするのが最善だと思う。彼のワールドタイトルやの望みは潰えた」とヘルムート・マルコは語った。一部の人々は、メルセデスを封じるために起こした“予選モード”の禁止が見事に裏目に出たことをあざ笑ってさえいる。「我々が期待したものではなかった」とヘルムート・マルコは認めた。
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