レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンのフェラーリの“不正行為”発言にイタリアのメディアは激怒しているが、フェルスタッペンの地元オランダのメディアも“ビッグマウスすぎた”と認める。マックス・フェルスタッペンは、F1アメリカGPのレース後に、フェラーリが突如ペース不足に陥ったのは、燃料流量システムで違法にパワーブーストすることを封じられたからだと発言して物議を醸した。
この発言にフェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットは、レッドブルのホスピタリティを訪れてクリスチャン・ホーナーに法的措置を警告するなど激怒した。イタリアのメディアも、マックス・フェルスタッペンの発言は“根拠のない”ものであり、“口を閉じるべきだ”と怒りを露わにしている。マックス・フェルスタッペンの母国オランダの NOS は、マックス・フェルスタッペンは証拠が不足しており、言い過ぎたと感じているが、次戦ブラジルが彼の主張がどれくらい重みがあったのかを確認する機会になると伝えている。「フェラーリの最高速度はどこから来るのか半年もの間誰もが疑問に思っていたが、罰則は与えられておらず、証拠もない」と同紙の記者ルイス・デッカーはコメント。「フェラーリは酷い週末を過ごしただけかもしれない。ブラジルで結論を出るのを待とう」「とにかく彼はほんの少しオープンに語りすぎたし、正直すぎた。ちょっとビッグマウスすぎたね。イタリア人はそれが好きではない」同じAD のロブ・カンフェウスは、マックス・フェルスタッペンはもっとうまく表現できたかもしれないが、フェラーリについては広範な疑惑があると感じていることに同意した。「我々全員がそのように感じており、何か間違ったことがあることを知っていると思うが、そのような言い方をしてはいけない」とロブ・カンフェウスはコメント。「あのような発言は娯楽を提供するかもしれないが、有用ではない」しかし、Ziggo Sport のティム・コロネルは、状況を別の観点から見ようとしている。また、マックス・フェルスタッペンの率直なコメントは、フェラーリのペース不足に関する決定的な結論につながる可能性があるとみている。「2つの側面から見ることができます」とティム・コロネルは述べた。「おそらくフェルスタッペンは他の誰よりもずっと賢い。それを言うことによって、反論を得られる」「したがって、彼らは何かを言わなければならない。火のないところに煙は立たないものであり、役に立つかもしれない」