レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、論争となっているペナルティについて触れ、ルールブックに従わなければならないことは承知しているが、レース中の特定のペナルティについては再考するべきだと語った。スチュワードの意思決定プロセスとF1のルールは、前戦F1カナダGPで注目を浴びた。セバスチャン・ベッテルは終始レースをリードしてトップでチェッカーを受けたが、5秒加算ペナルティによって2位に降格している。
マックス・フェルスタッペンは、昨年のブラジルGPで科せられたペナルティの一環として、1月のフォーミュラEのマラケシュePixでFIAのスチュワードとともにレースを観察している。現在のF1におけるルールについて質問されたマックス・フェルスタッペンは「マラケシュで丸一日スチュワードと一緒に過ごした。彼らは何が起こっているのを理解していると思うけど、ルールブックにそのように正確に書かれていると別のペナルティを与えることができず、そのペナルティを科さなければならないときがある」とコメント。「そうしたくない場合があっても、彼らはそうしなければならない」「何人かのスチュワードが悪意のあるメッセージを受け取ったとのコメントをTwitterで見たけど、それは公平なことではないと思う」「彼らは可能な限りで最善の仕事をしようとしている。彼らが悪い仕事をしたというのは公平ではない。ルールブックを見て、何かを変更したり、省いたりできないかを検討するのは良いことだと思う」マックス・フェエルスタッペンは、ペナルティの可能性があることで、ドライバーのバトルに影響ができていると考えており、コース上での接触は“ちょっとしたホイールの接触はそれほど痛手にはならない”のでF1のルールは変更されるべきだと考えている。セバスチャン・ベッテルのケースについてマックス・フェルスタッペンは「彼は安全な方法でそれを実現するためn全力を尽くしていたと思う」とコメント。「リードしているときにコースオフして、ルイスがほんの1.5秒くらい遅れていることを知っていれば、スロットルを緩めないし、クルマをマネージングできると考えるものだ」「ルイスは彼がコースオフしたのをいていた。彼が左側を通り抜けたとき、彼はセブが再び戻ってくるのをわかっているし、もちろん、彼が膨らんでドリフトするであろうこともわかっている。彼はバックオフしなければならなかった」マックス・フェルスタッペンは、トップ争いの妨げとなるレース中のペナルティ適用のロジックにも疑問を投げかけた。自身もモナコGPで5秒加算ペナルティが科せられることをわかっていながら勝利を目指して戦ったマックス・フェルスタッペンは「一般的にペナルティを科すなら、レース中は与えない方がいいかもしれない」とコメント。「それはルイスがセブを捕えて、勝利のために戦っていることの興奮を台無しにする」「それを振り返ってみれば、最初に起こった間違いはセブがコースオフしたことだったけど、その後、彼は再び合流した。彼は何もしなかった。故意にルイスを妨害したわけではない。彼らがペナルティを彼に与えた理由は間違っていた」