マックス・フェルスタッペンは、チャンピオンシップリーダーのメルセデスに挑戦するためにはレッドブルはRB15の“すべての側面”を改善しなければならないと語る。現在、レッドブル・ホンダはコンストラクターズ選手権で3位につけており、マックス・フェルスタッペンは3回の3位表彰台と4回の4位入賞を果たし、ドライバーズ選手権で4位につけている。
しかし、シーズン序盤にも関わらず、レッドブル・ホンダはメルセデスに147ポイント差、マックス・フェルスタッペンはルイス・ハミルトンに59ポイント差をつけられている。「本気でメルセデスにチャレンジしたいのであれば、僕たちはすべての側を改善しなければならない」とマックス・フェルスタッペンは語る。「常にもっと多くのダウンフォースを望むものだし、全員がそうだ。十分だということは決してない」「フェラーリが素晴らしいトップスピードを持っていることはわかっているし、当然ながら、彼らにとってここは良いトラックということになる。モナコと比較すれば、それは僕たちにとっては良くないだろう」「それについてあまり心配はしていないけどね。最終的にコントロールできることしか、コントロールできない」だが、マックス・フェルスタッペンは、F1カナダGPでの戦いからレッドブル・ホンダを完全に排除するのは時期尚早であり、メルセデスとフェラーリとのトップスピードの際は“大きな赤字”ではないと主張する。「まずは僕たちがどれくらい速いか見てみなければならない。現時点では推測にすぎないからね」とマックス・フェルスタッペンは説明する。「予想よりもいいかもしれないし、誰にもわからない。大きな赤字ではないと思う。僕たちは最速ではないことはわかっているけど、すべてを微調整しようとしている」レッドブルは、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでストレートスピード不足を補うために少ないダウンフォースで走ると予想されているが、マックス・フェルスタッペンはホンダのF1エンジンのパワー増加によって以前ほど極端に削らなくても済むと考えてる。「全体的にパワーが大きいほど、より多くのダウンフォースをつけることができる。それは言うまでもない。大部分のトラックでまだ他チームの方が僕たちよりも多くのダウンフォースをつけて走行しているけど、2016年ほど極端ではないと思う」