レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1モナコGPでメルセデスのルイス・ハミルトンを追い詰めたが、パフォーマンス的にはまだ匹敵できていないと認める。F1モナコGPではレースの大部分でルイス・ハミルトンにプレッシャーをかけ続けたマックス・フェルスタッペンは、残り2周でシケインでブレーキングをおくらせてハミルトンのインに飛び込んだ。
その結果、マックス・フェルスタッペンの右フロントホイールとルイス・ハミルトンの左リアホイールが接触。両方のマシンにダメージはなかったが、ハミルトンはシケインをカットせざるを得なかった。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ルイス・ハミルトンがマックス・フェルスタッペンの方に寄せてきており、ハミルトンに対してペナルティを科すべきだったと主張した。しかし、マックス・フェルスタッペン自身は、単なるレーシングインシデントであり、二人とも非難されるものではないと感じている。「ずっとヘアピンではかなり近づいていたけど、ターン8の立ち上がりでずっとその勢いを失っていた」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「ある時点で『とにかく仕掛けてみてどうなるか見てみよう』と思った。少し接触したけど、ブレーキング中はすでにミラーは見てないものだし、見るのも難しい。責任を負うものは誰もいなかった。ダメージがなくてよかった」レース終盤、ホンダのエンジニアは、マックス・フェルスタッペンにルイス・ハミルトンに挑戦するために強力なエンジンモードにアクセスすることを許可したが、おそらくメルセデス陣営も同じような微調整で応じていた。「僕たちはいくつかのパフォーマンスモードを使用したけど、メルセデスもそれをやっていたのは確かだ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「メルセデスやフェラーリのようなパフォーマンスはまだ得られていない。僕たちはすでにシーズンの初めからそれをわかっていた」「もちろん、僕たち全員が、クルマだけでなく、エンジンの改良にも全力で取り組んでいる」