レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、2018年のF1世界選手権でライバルのメルセデスとフェラーリに対するルノーのF1パワーユニットの直線スピード不足が引き続き“痛手”になるかもしれないと懸念を示している。レッドブル・レーシングは今年のF1プレシーズンテストでも優れたシャシー性能を発揮しており、ルイス・ハミルトンは2018年のメルセデスのライバルはレッドブルになると予測している。
昨年のマレーシアとメキシコで2勝を挙げているマックス・フェルスタッペンだが、F1エンジンサプライヤーのルノーがまだメルセデスとフェラーリとのパフォーマンス差を埋めているわけではないことを考えれば、レッドブルのポテンシャルについてはまだ心配な点が残っていると語る。ルイス・ハミルトンのコメントについて意見を求められたマックス・フェルスタッペンは「成り行きを見守らなければならない」とコメント。「去年と比較して、クルマは間違いなく良い進歩を果たしている。でも、全員が改善しているのは確かだ。僕の個人的な感覚では、僕たちにはかなり強いクルマがあると思っているけどね」「でも、僕たちのパッケージがここのストレートでどれくらい優れているかどうかは形勢を見てみなければならない。そこが少し痛手になることは間違いないだろう。僕は楽観的ではあるけど、現実的でもある。なので、とにかく成り行きを見てみなければならない」マックス・フェルスタッペンは、ライバルから遅れをとらないようにシーズン中に強力な開発レベルを維持することもレッドブルにとって重要だと主張する。ルノーのF1エンジンがレッドブルがタイトルに挑戦することを妨げる唯一の要因だと感じているかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「あとシーズン中のクルマの開発だ」とコメント。「僕たちはメルセデスやフェラーリと比較してその部分で優位に立たなければならない。過去にシーズン中の開発はずっとレッドブルの強みだったけど、今年どうなるかは様子を見てみなければならない」「今年はまた別の一年だ。でも、チームが素晴らしいクルマを造って、それを維持できると確信している。でも、全体的なパッケージが適切でなければならない」