ジャン・エリック・ベルニュは、2016年にキミ・ライコネンが座るフェラーリのレースシートを狙っていることを認めた。レッドブルの育成ドライバーとして活動してきたジャン・エリック・ベルニュは、昨年末でトロ・ロッソのレギュラーを外され、今季はテストドライバーとしてフェラーリに加入。しかし、リザーブドライバーはすでに元ザウバーのエステバン・グティエレスに決まっている。
ジャン・エリック・ベルニュは「正直、リザーブになるよりも、シミュレーターの作業をしたり、何かしら役立つ仕事をする方がいいと思っている」と La Gazzetta dello Sport にコメント。「今、トラックに行くサードドライバーの役割は特に何もない。チームのために何もできないってことはフラストレーションになるので、自分の仕事は重要なタスクだと思っている」また、ジャン・エリック・ベルニュは、レッドブルのレギュラーを落とされたことには「まったく失望していない」と主張するし、今週、フェラーリでの新たなチャレンジに向け、初めてマラネロのファクトリーを訪れるという述べた。一方、フェラーリのドライバーを務めるキミ・ライコネンは2015年末にレースシートを空けるのではないかと言われている。トロ・ロッソのシートを失ったことに言及したジャン・エリック・ベルニュは「全力を尽くしたので何の後悔もない。それに今はフェラーリにいるし、2016年に向けては最高のチャンスだと思っている」とコメント。「今年はレースができないとしても、ケータハムやマルシャにいていつも最下位になるよりはマシだと思う」ジャン・エリック・ベルニュだけでなく、今年レッドブルファミリーを離れてフェラーリに加わったドライバーがもう一人いる。4連覇王者のセバスチャン・ベッテルだ。ジャン・エリック・ベルニュは、セバスチャン・ベッテルの存在が自身のフェラーリ入りに役立った可能性を認めている。「ベッテルのことは僕がF3に参戦しながらレッドブルのシミュレーターで仕事をしていた時から知っている。彼とはずっととても良い関係を築いてきたし、キミともそうだ。もちろん、ベッテルがフェラーリに移籍したことが助けになったけど、他の人からも僕の名前を言ってもらっていたはずだ。例えば、マッシモ・リボラとはたくさん話をした」