ストフェル・バンドーンが、今シーズン限りで離脱することが決定したマクラーレンに感謝の言葉を語った。ベルギー出身のストフェル・バンドーン(26歳)は、2012年のユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0でチャンピオンを獲得した後、2013年にマクラーレンの若手ドライバープログラムに加入。2014年からGP2参戦と並行してマクラーレンのリザーブドライバーに就任した。
2015年にGP2でタイトルを獲得したが、2016年にマクラーレンに空席はなく、日本でスーパーフォーミュラに参戦。開幕戦で負傷したフェルナンド・アロンソの代役としてF1デビューを果たし、10位入賞を果たした。翌年、ジェンソン・バトンに代わってマクラーレン・ホンダのレギュラードライバーに昇格。一時はフェルナンド・アロンソのポイントを上回る活躍をみせる。しかし、マクラーレンがルノーにパワーユニットを変更した今年は低迷。予選でフェルナンド・アロンソを一度も上回ることができず、最近ではチームを批判する声が目立っていた。マクラーレンは9月3日(月)、来季はストフェル・バンドーンを起用せず、ランド・ノリスを起用することを発表。ストフェル・バンドーンは今シーズン限りでチームを離れることになった。「過去5年間にわたって僕を信頼して投資してくれたマクラーレンにとても感謝している」とストフェル・バンドーンはコメント。「若手ドライバーとしてマクラーレンに加入し、テスト兼リザーブドライバー、そして、フルタイムのレースドライバーとしてチーム内で僕のキャリアを進めてきた」「僕たちは望んでいたような成功を収めることはできなかったけど、マクラーレンでレースをしてきた2年間は本当に楽しかったし、チームの全員と素晴らしい関係を築いてきた」「マクラーレンでの僕の時間は僕のキャリアの素晴らしい時間だし、ドライバーとして成長し、F1での経験を積むチャンスを与えてくれたチーム、シェイク・モハメド・ビン・イーサ・アール・ハリーファ (マクラーレン 執行会長兼執行委員会代表)、マンスール・オジェ(マクラーレン 執行委員会メンバー)に感謝している」「残り7戦で全力を尽くすし、来シーズンの計画については追って発表するつもりだ」関連:・マクラーレン、ランド・ノリスの2019年の起用を正式発表・マクラーレン、ストフェル・バンドーンの2018年末での離脱を発表