マクラーレンのリザーブドライバーを務めるストフェル・バンドーンは、スーパーフォーミュラ参戦が、2017年のF1シート獲得のチャンスを押し上げ、ケビン・マグヌッセンと同じ運命をたどることを避けられることを願っている。ケビン・マグヌッセンは、2014年にジェンソン・バトンのチームメイトとしてマクラーレンでF1デビューを果たしたが、翌年にフェルナンド・アロンソが加入したことで、リザーブドライバーへと降格した。
2015年の開幕戦オーストラリアGPでフェルナンド・アロンソの代役を務めたケビン・マグヌッセンだったが、マシントラブルによりレースをスタートすることはできず、残りのシーズンでは一度もクルマに乗ることはなかった。ケビン・マグヌッセンの経験から何かを学んだかと質問されたストフェル・バンドーンは「僕たちは二人はとても異なっているし、僕たちのポジションはかなり異なる」とコメント。「ケビンはF1キャンペーンから離れていたし、シーズンに平行してレースをする可能性のないリザーブだった」「ケビンは多くの走行時間を得られなかったけど、たぶん僕のケースはかなり異なる」「スーパーフォーミュラの契約が進めば、レースも経験できる」「それと並行して何度かF1テストができるだろうし、かなり異なると思う」来週、ストフェル・バンドーンは、ピレリのウェットテストの両日でマクラーレンのテストを担当する。昨年後半に鈴鹿でホンダがエンジンを供給するダンデライオンでスーパーフォーミュラから一日テストに参加したストフェル・バンドーンは、契約がまもなく成立することを期待している。「現在ではまだ僕たちはそれに取り組んでいるところだけど、その方向に向かっていることは秘密ではない」とストフェル・バンドーンは述べた。「まだマクラーレンとホンダの間で交渉があるけど、すぐに契約が成立すると確信している」「全てがその方向に煤b目場、僕にとってとても忙しい一年になるだろう」ストフェル・バンドーンは、スーパーフォーミュラでのレースが、2017年のF1レースシート昇格のチャンスのためにも重要になると考えている。「レース感を維持しておきたい。スーパーフォーミュラのコーナリングスピードは素晴らしいし、2017年にむけて良い準備になると思う」「何も約束されてはいないけど、F1に到達するために頑張っている。間違いなく、それが僕が望んでいる場所だ」「今年もうそこにいたかったし、100%そこにいられると感じている」「残念ながら、今シーズンは空いている場所はなかったし、2017年にむけて働かなければならない」「僕は適切な場所にいると感じている。2017年の保証はなにもないけど、ここは僕にとって良い場所だ」