ギド・ヴァン・デル・ガルデは、法的措置でシートを勝ち取って訪れたザウバーのガレージで受けた体験を明かしつつ、今回の騒動がF1に変化をもたらすはずだと述べた。ギド・ヴァン・デル・ガルデは、ザウバーに対して2015年のレースドライバー契約が死守されるべきだと主張し続けていたが、最終的にザウバーが数百万ユーロを支払って事態を収束させたとされている。
ギド・ヴァン・デル・ガルデは「かなり変な感じだった」とメルボルンでザウバーのガレージを訪問したときのことを振り返った。「僕が直面したことを説明するのは難しい。(恋人の)デニスならわかると思う。でも、冷静でい続けなければならないことはわかっていた」「チームのところに行って『どうも、ドライブしに来ました』と言わなければならなかった」「でも、モーターホームに行ったら誰も何も言ってくれなかった。これまで一緒に働いてきた人たちが全員、僕のことを無視した」「誰も僕のことを見てくれない。『何が起きているんだろう?』と思ったよ」「ビート(チェンダー/チームマネジャー)のところに行くと『ほらこれ』とレーシングスーツとシューズを押し付けられた。それを来てガレージにシート合わせに行ったけど、ペダルはエリクソン用にセットアップされていて、何も変えられなかった」「彼らは何ひとつ調整しなかった。何もね。そこにいたのはたった2人のメカニックだけだった。他は追い払われていた。かなり変な感じだった。普通なら、そこでみんなが働いているはずだからね」「チームがみんなになんて言ったのかは知らないけど、彼らが正直者なら、彼らが給料をもらえたのは2014年の早い段階で僕たちのスポンサーの支払いがあったからだとわかっているはずだ。それなのに、突然、僕たちは敵扱いだ。そんなの当然ふざけている」「自分たちの仕事が危うくなっていることを心配しただろうとは思う。でも、もう少し信用してくれても良かったと思う」「普通に接してくれたのはエンジニアだけだった。『もし自分もそんな風に扱われたら自分の権利を主張すると思う』と言ってくれた。多くのドライバーやチームの首脳陣を含め、そういう風に尊重してもらえると嬉しい」「全体的には良かったと思う。もちろん、シートはないし、夢も終わったけど、今はそれがF1を変えたかもしれないと思える」「GPDA会長のアレックス・ブルツとも話した。彼はF1では公正さが大事にされるべきだと断固とした態度を持っている。二度と起きるべきことではないと思うだけし、彼の成功を願っている」
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