F1は、Amazonとレースのライブストリーミング配信について“活発”な交渉を行っていると報じられている。Financial Times によると、F1はテレビ放送の枠組みを超えて拡大を続けることを熱望しており、退任するCEOはチェイス・キャリーは“Amazon及び全てのグローバルデジタルプラットフォームと実質的な議論”を行っていることを認めている。
「彼らは非常に重要な潜在的パートナーであり、我々がビジネスを拡大し成長させる機会だ」とチェイス・キャリーは語った。Amazonは近年、スポーツのライブスポーツ配信権を積極的に拡大しており、サッカーのUEFAチャンピオンズリーグと英国プレミアリーグ、NFLを追加。NFLの“サーズデーナイトフットボール”、全米オープンテニストーナメント、およびその他のスポーツの権利のパッケージの独占デジタル権に1億3000万ドルを支払っている。現在、F1は選択した国の視聴者向けに独自のペイパービュープラットフォームでレースをストリーミングしているが、追加のデジタルパートナーにコンテンツを配置することで、視聴者を拡大し、新しい収益を獲得しながら若い層のファンを魅了することを目指している。今年F1は、新型コロナウイルスのパンデミックによって多くのグランプリで無観客レースを余儀なくされ、レースプロモーターからの開催費が入らなかったことで、2020年の最初の9か月で3億6,300万ドルの営業損失を被った。だが、Amazonやその他のOTTプレーヤーとのパートナーシップは、F1がオンラインストリーミングに移行し、F1の総収益の約3分の1を占める従来のテレビ放送局から離れることを示すものではない。F1は、英国のスカイと年間2億5,000万ドル相当の有利な契約を結んでおり、フランス、ドイツ、イタリア、スペインを含む多数の国でテレビの権利取引を交渉または更新している。
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