元F1ドライバーのヤルノ・トゥルーリは、フォーミュラEでのモータースポーツへの復帰で、チームオーナーはドライバーよりも大変だということを教えられたと述べた。40歳になったヤルノ・トゥルーリは、2012年にヴィタリー・ペトロフにシートを奪われるカタチでケータハムのF1シートを失った後、レースから離れていた。
しかし、昨年、フォーミュラEで自身のチームを設立し、オーナー兼ドライバーとしてレースカーのコックピットに戻った。「ドライバーよりもチームオーナーの方がよりチャレンジだ」とヤルノ・トゥルーリは述べた。「ゼロからチームをスタートするのはなかなか難しいものだ」「残りのチームと比較して、僕たちは非常に遅くにまとまったので、セットアップと状況をうまく進めることに非常に懸命に取り組まなければならなかった」1997年から2011年にわたりF1で252戦を戦ったヤルノ・トゥルーリは、オーナー兼ドライバーというユニークな魅力が、自身をレース復帰へと導いたと述べた。「正直、レースをしないことで寂しいとは思っていなかった」とヤルノ・トゥルーリはコメント。「2年間、まったく運転していなかったしね」「レースについてまったく考えていなかった。今はとにかく、チームの立ち上げを手伝い、成長させるため、そして適切な方法でこのチャレンジを始められるようにやっている」ヤルノ・トゥルーリは、レース中にマシンのエネルギーレベルをモニターするなど、フォーミュラEマシン特有の要求に、ドライバーとして悩まされたと認めた。「レースは奇妙だ。モーターレーシングでは通常は全開だけど、ここでは正しい方法でエネルギー消費を管理しなけければならないという点でね」「僕のようなドライバーはレースを通して常にプッシュすることに慣れていた」「なので、非常に異なるものだ。状況を管理して、どこでプッシュできるか、どこが限界かを理解する必要があるし、正しい状況を計算するためにエンジニアと取り組む必要がある」ここまで4位がベストフィニッシュのヤルノ・トゥルーリは、フォーミュラE次戦マイアミではギアボックス交換のために10グリッド降格ペナルティを課せられている。