ヤリ-マティ・ラトバラは、TOYOTA GAZOO Racingの2戦目となるラリー・スウェーデンにむけた最新のテスト後、この2カ月間でヤリスWRCに大きな進化が見られたと述べた。開幕戦ラリー・モンテカルロでヤリスWRCを2位の表彰台に導いたヤリ・マティ・ラトバラは、2月9〜12日にスノーイベントとして行われる第2戦ラリー・スウェーデンの高速ステージにむけたプレテストでも好感触を得ており、デビューしたばかりのマシンにもかかわらず、その進歩に感銘を受けたと述べた。
「クリスマス前、そして先週もスノーテストを実施し、短い期間だったけど、クルマには大きな改善があったことを確認できた。今年の僕たちの目標は、開発を着実に続けることだし、とてもいい状況だと思う」とヤリ-マティ・ラトバラは語った。ヤル-マティ・ラトバラは、過去3回ラリー・スウェーデンで優勝しているが、今週のラリーでも簡単に表彰台のチャンスがあるとは考えていない。「ラリー・モンテカルロでは期待以上の成績を出すことができたけど、僕たちは新しいチームだし、新しいプロジェクトに取り組んでいるので、ラリー・スウェーデンでも同じ結果を得られるとは思ってはいない」チーム代表のトミ・マキネンも、ラトバラが開幕戦でみせた結果はそう簡単に続けることができないと慎重な考えを示している。「我々のパフォーマンスがどのくらいの位置にあるかはある程度はわかっているので不安は少ないが、ラトバラが初戦で2位を獲得したことにより、彼への期待はより大きくなっていると思う」とトミ・マキネンは語った。「もちろん、これまで雪とグラベルで多くのテストを行ってきたし、高速コースでのテストも行ってきたので、準備はできている」「初戦で起きた小さなトラブルは既に課題として取り組んでいるが、まだ多くの事を学ぶ必要があり、ラリー・スウェーデンでもさらに開発を積み重ねていきたい」
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