トヨタは、ヤリス WRCでの重要なテストを開始。WRCへの復帰がより現実味を帯びてきた。今週、トヨタの契約ドライバーであるステファン・サザランが、経験豊富なテスターのセバスチャン・リンドホルムとトスカーナでヤリス WRCを走らせている。ヤリス WRCは、年始にトヨタのテストトラックでシェイクダウンを完了させている。
AUTOSPORT によると、ヤリス WRCは、まったくメカニカルトラブルもなくポジティブなテストスタートを切ったという。プログラムは、トヨタとテストチームとして契約したモータースポーツ・イタリアが実施。チームオーナーのブルーノ・デ・ピアントは、ヤリス WRCの進展についてのコメントは避けた。「我々はトヨタと協力してサービスを提供している」とブルーノ・デ・ピアントはコメント。「これは、この件に関するトヨタのコミュニケーションに沿うものだ」トヨタはまだWRC復帰を発表しておらず、同社のモータースポーツ部門TMGも来シーズンのレースに参戦する可能性を否定している。ヤリス WRCは、2016年にWRCで走る可能性もあるが、より可能性のあるシナリオは、新しいテクニカルレギュレーションが導入される2017年の参戦とみられている。トヨタの豊田章男社長は、WRCモンテカルロ速報番組に出演した際、WRC復帰について「私自身はぜひとも復帰をしたいと思っておりますが、時期、どういうかたちというのはまだ難しいと思っています」とコメント。「2年前に同じことを言いましたが、少しずつ距離が近づいているじゃないかなと思います」トヨタのWRC参戦は、カローラWRCで参戦した1999年が最後となっている。
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