トヨタがハースF1チームと提携してF1に復帰することを検討しているという報道は大間違いであり、実際にはケルンの風洞の新しい使用者を探しているだけだと Auto Motor und Sport が主張している。F1イギリスGPでトヨタの役員がハースF1チームのガレージにいるのが目撃されたことを受けて複数の憶測が流れた。報道によると、2009年にフルワークスチームで最後にF1に関与したトヨタは、当初はスポンサー契約を検討していたが、最終的にはさらに深く関与する可能性があると伝えられた。
しかし、Auto Motor und Sport の特派員のトビアス・グルーナーは、この噂は「まったく意味をなさない」と語った。実際、ハースF1チームはすでにフェラーリとのエンジンおよび技術契約を2028年まで延長している。トビアス・グルーナーは、トヨタは実際には「ケルンの風洞の新たなテナントを探している」だけだと情報筋から伝えられていると述べた。最近までマクラーレンはトヨタの風洞を使用していたが、急速に進歩しているウォーキングを拠点とするチームは、自社の本部に最先端の新しい風洞を建設するために数百万ドルを投資した。「新しいレギュレーションで非常に苦労した理由の一つは、風洞実験のためにケルンに行かなければならなかったことだ」とマクラーレンのアンドレア・ステラ代表は語った。しかし、ハースF1チームのマシンの空力開発がマラネロのフェラーリの風洞で完全に行われていることを考えると、トヨタの風洞を使用することはハースにとって一歩前進となるだろう。「トヨタが、現在イタリアのダラーラで行われている(ハース向け)契約生産の一部を引き継ぐ可能性もある」とグルーナーは語った。「しかし、これについてはまだ具体的な合意はない」同報道によると、トヨタのモータースポーツ担当役員である加地雅哉がシルバーストーンにいた理由は、同氏がハース代表の小松礼雄の「親しい友人」だからだとし、グルーナーは「現在のフェラーリとの契約が2028年に終了した後も、トヨタはF1への関与を拡大する予定はない」と主張した。「独自のエンジンを製造したり、独自のチームで復帰したりすることは、現時点では考えられない」
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