トヨタは、ハイブリッドの新規定ラリー1が導入される2022年のWRC(世界ラリー選手権)に参戦する車両『GRヤリス Rally1』の最終バーションをお披露目した。トヨタは、オーストリアのザルツブルクにあるハンガー7で開催されたWRCの2022年シーズンの公式発表で、FIAの新会長モハメド・ビン・スライエムの前で新しい車両を発表した。
トヨタは、昨シーズンにヤリスでデビューしたのと同じ赤、黒、白のファクトリーカラーリングを継続することを選択した。しかし、GRヤリスの側面にはハイグリッドブランドのロゴが並び、ハイブリッドユニットを冷却するための目立つエアボックスも含まれている。 新しいレギュレーションに従い、GRヤリスは1.6リッターターボチャージャー付き内燃エンジンに接続された100kWハイブリッドユニットを備えており、タンデムで作業する場合に短時間で500馬力を発生させることができる。ドライバーはスロットルペダルを使用してハイブリッドパワーブーストを開始でき、ブレーキング時に30キロジュールのエネルギーを十分に回生しれば、ステージ内でさらにブーストのロックを解除できる。ラリー1車両は、生産車のベースを使用せずに、ゼロから構築された新しいより安全なスチール製スペースフレームシャーシを中心に構築されている。前任者と比較して、車両は約70kg重く、空力が15%に低減され、サスペンションの移動量が少なく、トリックセンターの差がない。現役のWRCメーカーチャンピオンであるトヨタは、今シーズンは4台のGRヤリスをエントリーさせ、昨年のチャンピオンシップ準優勝者であるエルフィン・エバンスと2度のラリー優勝者であるカッレロ・バンペラがフルタイムでエントリーする。8度のWRCチャンピオンであるセバスチャン・オジェは、WRCのコミットメントを部分的なキャンペーンに縮小することを選択している。代わりにエサペッカ・ラッピと3台目の車を共有する。セバスチャンオジエは来週末にモンテカルロでシーズンを開始し、エサペッカ・ラッピは2月のスウェーデンで最初の出場を予定している。4台目のエントリーは、2回目のフルシーズンでチームの開発ドライバーエントリーする日本人の勝田貴元によって埋められる。 トヨタは、1月20日から23日までのモンテカルロでの開幕戦に先立ち、今週フランスで新シーズンの最終準備を行った。 この投稿をInstagramで見る TOYOTA GAZOO Racing WRC(@tgr_wrc)がシェアした投稿
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