トヨタは、15日に行われたオーストラリアGP予選で両ドライバーが揃ってQ3まで進出。ヤルノ・トゥルーリが6番手、ティモ・グロックが9番手で予選を終えた。しかし、ティモ・グロックのマシンは、午前中にギアボックスを交換したため、レギュレーションにより明日は5グリッドダウンし、14番手からのスタートすることとなった。
ヤルノ・トゥルーリ (6位)「6位でシーズンをスタートできるのは満足な結果だね。でも、かなり厳しいセッション争いだったよ。今のセットアップに関しては、まだ走行で最大限に生かしきれていないから完全に満足はしていない。また、思っていたよりも、ここでのタイヤには苦闘しているね。だからこそ、もっと大きな可能性を感じているよ。我々のレースパッケージは良く仕上がっているから、明日に対しては前向きな手応えを感じている。明日は、ただ良いレースができることを願っているよ。テスト中のこの車での長距離走行はとても力強いものだったから、あとは成功を祈るのみだね。今シーズンは、本当に闘志を燃やしているし、良い結果を出せる自信に満ちているよ」ティモ・グロック (14位)「F1最初の予選セッションは上手く行ったよ。そして、第3セッションに進めたのはとても嬉しいことだったね。でも残念ながら、午前のフリー走行でギアボックスの交換が必要になったため、ペナルティーとして、5グリッドダウンになってしまった。でも、午後はとても良かったよ。第1セッションは厳しかったし、第2セッションでは赤旗中断になったけれど、第2セッションの最終ラップは良い結果を出せた。9周目で数秒を失ったが、最後のセクターで良い結果を出して第3セッションに進めたんだ。全体的に見て、車の調子はとても良く満足している。そして、それはチームの素晴らしい仕事のおかげだよ。」パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー「良い意味でも、悪い意味でも、最初の予選は、予想どおり、思いがけないことがたくさんあった。いくつかのチームとドライバーの間で、接近戦になったので非常に面白いセッションになった。我々は、自分達が今日達成したことに、かなり満足している。これは、我々のレースパッケージを前回のテストで導入して以降、良い形を維持してきたことを証明している。しかし、トップとの差がかなり大きいので、完全に満足するわけにはいかない。また、午前中のフリー走行で、ティモの車に問題が生じ、ギアボックスを交換しなくてはいけなかったために、彼が予選で良い結果を出したにも関わらず、5グリッドダウンになってしまった。そのため、複雑な気持ちではあるが、今日頑張って良い結果を出してくれた両ドライバーにはとても感謝している。」新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター「非常にエキサイティングな展開でヤルノ6位、ティモ9位の予選結果はまずまずといえる。しかし第3セッションでティモの車に発生したトラブルでギアボックスを交換したため、ティモは5グリッドダウンのペナルティを受けることになった。新レギュレーションへの準備を入念に進めていただけにここで問題を出したことは残念で、大きな課題と受け止めている。車のポテンシャルも見えてきたので明日は目一杯いいレースをしたい。」
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