トヨタは、F1日本GP初日のフリー走行で、ティモ・グロックが1番手、ヤルノ・トゥルーリが10番手だった。2008年のF1日本GPは、雲は多いものの、ドライコンディションでフリー走行1回目がスタート。トヨタは、ティモ・グロックが18番手、ヤルノ・トゥルーリが15番手のタイムを出し、午前中を終えた。フリー走行2回目では、ティモ・グロックがトップタイムをマークし、ヤルノ・トゥルーリは10番手のタイムを刻んだ。最終的にティモのタイムは塗り替えられることなく、午後のセッションを終えた。チームはホーム・レースでの表彰台を目指し...
ティモ・グロックフリー走行1回目 18番手 1分20秒823フリー走行2回目 1番手 1分18秒383「今日は良い一日だったよ。富士スピードウェイをドライブしたのは、今回が初めてだったから、午前中にコースを学ばなければならなかった。そんなに時間はかからなかったけどね。2,3周の走行を行ったけれど、簡単なサーキットではないね。長い高速ストレートと非常にテクニカルな最終セクターの間で、適切なセットアップを見つけるのは、特に難しい。けれど、多くの要素を整理して、公式練習2回目に向けてすべてをまとめあげた。そして、それは順調に運んだ。セッション序盤に良い走行ができた。日本で、金曜日にトップタイムを出してセッションを終えられるのは、チームにとって素晴らしいことだ。今までのところ、ハッピーだし、週末を通してこのようにポジションを保っていけたら嬉しいね。このレースはなかなか大変だろうとは思うけれど、地元のファンの方々が、我々に更なる後押しをしてくれることを願っているよ。」 ヤルノ・トゥルーリフリー走行1回目:15番手 1分20秒657フリー走行2回目:10番手 1分18秒863「今日は調子も良く、スムーズな一日だった。クルマのパフォーマンスを向上させるために、いくつかの事をテストしたんだ。ティモと私は、車のすべてに及んでデータを集めるために、異なったプログラムを行った。そして、それは順調に運んだ。今回は、トヨタのホーム・レースだから、我々にとっては重要なイベントだよ。特別なプレッシャーはないけれど、我々は、ファンの皆さんの前で、本当に良いレースを行いたいと思っている。チームとして、日本で我々は沢山の応援をしてもらっているけれど、私個人としても、数年来の大ファンがいるんだ。彼らは、いつも私を特別に歓迎してくれるし、彼らの応援は、良い結果を得るための更なるモチベーションを私に与えてくれる。最近のレースで、我々は不運にもポイントを逃していたので、今週末は運が向いてくれることを願っているよ。」 ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア 「タイムシートの順位で、他のドライバー全員が我々の後にいるのは、いつでも気持ちが良いものだ。特に、サーキットがまだベストなコンディションではなかった午後のセッション序盤で、我々がベストタイムを出したことを考慮に入れると余計に気持ちが良い。それは別として、我々は非常に実りある一日を過した。両方のセッションで多くの新しいパーツをクルマに試し、それは順調に運んだ。そして、いくつかの興味深い結果を得ることができた。今日我々がいる位置は、この週末に期待が持てる、良いスタートラインである。言うまでもなく、我々は、ホームレースの観客の前で良い結果を獲得するために、今まで以上に一生懸命頑張る。」 新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター 「いよいよ我々のホームGPが始まった。第2プラクティスでティモが1番タイムを記録し、チームも大いに盛り上がった。しかし今日の大きな成果はタイムよりもヤルノ、ティモの二人揃って、順調に予定した仕事をこなせたことだ。明日の第3プラクティスはウエットの可能性もあり、予選、そして決勝レースへ向けてのデータを十分に集めることが出来た。皆さんの声援が大きな力になっており、明日の予選では表彰台を狙える位置を是非確保したい。」