トロロッソのF1チーム代表を務めるフランツ・トストが、アレクサンダー・アルボンのレッドブル昇格、そして、トロロッソに戻ってきたピエール・ガスリーについて語った。1年前、フランツ・トストは、アレクサンダー・アルボンが2019年にレッドブルRB15を走らせることになっているとは考えもしなかったが、今それは現実となっている。そして、トストにはトロロッソに降格してきたピエール・ガスリーの自身を再構築するというやらなければならない仕事がある。
「アレクサンダー・アルボンはすでにF2レースで勝っていたので、我々のレーダーに乗っていないわけではなかった。我々は彼について話をしてした。12か月後に彼がレッドブルに座っていると思ったか? 正直、そうなるとは思っていなかった」とフランツ・トストは語る。アレクサンダー・アルボンは、レッドブルでのデビュー戦で17番グリッドからスタートして5位でフィニッシュ。次戦F1イタリアGPでも6位と好パフォーマンスを発揮している。その大活躍の裏側で、ダニエル・リカルドの後任として今シーズンにレッドブルに加入したばかりのピエール・ガスリーは、2018年にルーキーシーズンを過ごしたトロ・ロッソに戻らなければならなかった。フランツ・トストは、2016年にマックス・フェルスタッペンと入れ替わる形でレッドブルからトロロッソに戻ってきたダニール・クビアトがスランプに陥ったのを経験している。「ドライバーがレッドブルからトロロッソに戻ってくると、ショックを受け、モチベーションが低下し、自信を失う」とフランツ・トストは語る。「チームと私の側からの仕事は、彼らを助け、支援し、彼らが以前のようなパフォーマンスを発揮するために必要なすべての材料をまとめることだ。レッドブル・レーシングは、彼らが我々と成功を収めたときに連れて行ったからね」ピエール・ガスリーは、レッドブル・ホンダでの12戦で、マックス・フェルスタッペンが181ポイントを獲得したのに対し、63ポイントしか獲得できず、予選では11対1で負けた。しかし、ピエール・ガスリーは今はトロロッソに戻っている。フランツ・トストは、ベルギーでのチームとの2回目のデビューで9位の戦ったガスリーはチームを離れたときと何も変わっていないないと語る。「ええ、同じだ。何も変わっていない、オーバーオール、すべてがまだそこにあったよ! ほんの数ヶ月のことだからね」とフランス・トストは冗談を交じりに語る。フランス・トストは、ピエール・ガスリーの自信を再構築するのは“簡単な仕事”だと呼ぶ。「彼はまるでそれが昨日だったかのようにファクトリーにやってきた。最初から良好な協力関係があったし、我々はお互いを信頼し、お互いをサポートしている。したがって、彼はすぐに自信を取り戻すと確信している」とフランツ・トストはコメント。
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