トロロッソ・ホンダは、2019年のF1モナコGPの木曜フリー走行で、アレクサンダー・アルボンが5番手、ダニール・クビアトが14番手でセッションを終えた。ジョナサン・エドルズ(チーフレースエンジニア)「アレックスは初めてのF1、ダニールは2018年に不在だったことを考えれば、全体的にチームはモンテカルロで成功した木曜日を過ごせたと思っている」
「メインの課題のひとつはドライバーたちがペースを掴んで自信を深められるように、一貫したマシンを提供してできる限り多くのラップを走らせることだった。ここでクイックラップを走るにはそれが重要だ。両ドライバーともFP1ではオプションタイヤを履いて素早くスピードを上げていた。基本的なグリップは低く、バランスも完璧ではなかったものの、STR14は競争力がありそうだ。我々のタイヤ配分は他とかなり異なり、FP1ではフリー走行に選んだプライムタイヤだけを使い、2回目の走行でそれを使った。このタイヤのウオームアップは予想に反して両ドライバーともショートランで機能させるのが非常に難しかったようで、時にダニールがそうだった。2人ともセッション終盤のロングランで続けて数周走った際にはなんとかC4を機能させられるようになったが、どちらのドライバーもこのタイヤを装着したマシンには完全に満足していない。FP1でプライムを使った結果、FP2は2セットのオプションタイヤが利用できたため、特に難しくなる可能性のあるこのタイヤのグレイニングの敏感さを考えれば、予選の練習に取り組む良いチャンスにもなったし、長めのランを通してタイヤを読む機会にもなった。ダニールは最初の走行でマシンバランスに苦労していたので、2回目の走行に向けて必要なセットアップ変更を施すために早めに引き上げた。その変更が役には立ったが、アレックスほど優れたマシンバランスには仕上げられていない。アレックスの2回目の走行は非常にクリーンで、それがラップタイムにも現れ、5番手でセッションを終えている。最後はロングランで締めくくった。基本的なデグラデーションはあるものの、オプションタイヤが長持ちすることはわかった。まとめれば、アレックスが示したようにマシンはここで競争力があると言えるが、土曜日にダニールに適したマシンを提供できるようにするには今夜と明日にエンジニアたちが取り組む作業がある。予選では改善し、挑戦していけると確信している!」 アレクサンダー・アルボン(5番手)「今日はチームにとっていい初日を迎えることができた。このサーキットはとても楽しくて大好きなコースだ。マシンは正しい方向へ持ってこられていると思うので、今日得たデータからさらに理解を深めていければ、土曜日に向けてよりよいセッティングが見つけられるはずだ。午後のセッションはいくつか調整をして臨んだが、マシンの感触はとてもよかった。土曜日に向けて他のチームも改善してくるはずなので気は抜けないけど、トップ5で一日を終えることができて、とても満足している!」ダニール・クビアト(14番手)「僕にとっては、なかなかいい感触を得られた一日だった。予定していたテスト項目をすべてこなすことができたけど、まだなにかが足りないと感じており、それを解明するにはわずかな時間しかない。改善に向けてなにができるかをチーム一丸となって見つけだし、土曜日まで取り組み続けていく」関連:2019年 F1モナコGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
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