トロロッソのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは、ルーキーのアレクサンダー・アルボンが2019年のF1世界選手権でサプライズを起こすかもしれないと期待している。22歳のアレクサンダー・アルボンは、昨年F2で4勝を挙げ、同じように今年F1デビューを果たす、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、ランド・ノリス(マクラーレン)に次ぐ3位でシーズンを終えた。
2016年のGP3時代には、チームメイトだった現フェラーリドライバーのシャルル・ルクレールに次ぎ2位でシーズンを終えている。「人々は彼のことをあまり知らないので、アレックスは今年のポジティブなサプライズになる可能性があると思う」とフランツ・トストは語る。「我々は昨年、またその前年も彼を観察してきた。彼がGP3でも成功したことを忘れてはならない。彼はルクレールと組んで2~3回彼を倒したし、F2でも彼は本当に良いレース、優れたオーバーテイクを見せた」「私は彼が良い仕事をすると楽観的に思っている」1950年代のプリンス・ビラ以来のタイ人F1ドライバーとなるアレクサンダー・アルボンは、トロロッソ・ホンダでロシア出身のダニール・クビアトとチームを組む。ダニール・クビアトは、2015年にレッドブル・レーシングに昇格する前に、2013年から2014年にかけてトロロッソからF1に出場。その後、4回のレースで2016年にトロロッソに降格し、2017年の14ラウンドでシートを失った。ダニール・クビアトは2018年をフェラーリの開発ドライバーとして過ごした後、レッドブル・レーシングに移籍したピエール・ガスリー、解雇されたブレンドン・ハートレーに代わってトロロッソ・ホンダに復帰することになった。「我々みんなが、ダニール・クビアトが非常に熟練したドライバーであることを知っている」とフランツ・トストは語る。「我々は以前から彼を知っているし、ダニール・クビアトを取り戻していると思う。彼は良い仕事をするだろう」今年からトロロッソとレッドブル・レーシングの両方が同じホンダのF1エンジンを搭載することになり、開発においていっそう緊密に協力することになる。昨年を10チーム中9チームで終えたトロロッソだが、ホンダはエンジン面で進歩を遂げていると語る。「ホンダは、信頼性の面でもパフォーマンスの面でも非常に高いレベルに達していると思う。そして、今年はさらに多くのエンジンの交換が必要になるは思わない」とフランツ・トストはコメント。「レッドブル・レーシングが彼らとのレースに勝利し、この協力から多くの利点を得ることができると確信している。トロロッソにとってもホンダにとっても、今シーズンは成功すると期待している」トロロッソ・ホンダは、アレクサンダー・アルボンが最終日に総合2番手タイムを記録。チームメイトのダニール・クビアトも3日目のトップタイムを記録し、総合3番手につけた。2019年 F1バルセロナテスト1回目 各ドライバーの最速タイム&使用タイヤ
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