トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、若手ドライバーにとってはレースよりもメディア対応の方が困難だと語る。昨年、トロロッソ・ホンダで走ったブレンドン・ハートレーは、レースは問題なかったが、メディアからのプレッシャーに苦しんだと語っている。シーズン序盤に交代が噂されたハートレーには、常にその噂が付きまとった。
最終的にブレンドン・ハートレーはシートを喪失。今季はアレクサンダー・アルボンがドライバーを務める。トロロッソは若手ドライバーの育成で定評があるが、フランツ・トストはブレンドン・ハートレーの発言に同意。若いドライバーにとってはレースは最も簡単な部分だと語る。「F1はレースを中心に展開するだけではない。実際、多くの若いドライバーにとって、その部分は元も簡単なことだと思う。運転しているチーム内でさえ、関与しなければならないことはたくさんある」とフランツ・トストはコメント。「10~20年前と比較すると、当時よりドライバーの成熟度ははるかに低い。ベルトコンベヤーでインタビューされ、何を言うかについて考える。マスコミにとっては、誰かがときどき意図的ではないことを言うのは良いことからもしれないが、レーサーにとってはそうではない」
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