トロ・ロッソを所有するレッドブルは、ピエール・ガスリーが来週末のF1アメリカGPに参戦せず、日本でタイトルがかかっているスーパーフォーミュラに参戦するとし、代役はまもなく発表すると述べた。ルノーは7日(土)、ジョリオン・パーマーがF1日本GPでチームを離れることを発表。その後、トロ・ロッソとルノーは、カルロス・サインツがF1アメリカGPからルノーに移籍することを発表した。
当初、トロ・ロッソのプレスリリースでは、ダニーエル・クビアトがカルロス・サインツの後任としてチームに復帰し、ピエール・ガスリーがチームメイトを務めると述べていた。しかし、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ピエール・ガスリーがダニール・クビアトとともにF1アメリカGPでレースをするという声明は“間違い”だったと述べた。F1アメリカGPと鈴鹿で開催されるスーパーフォーミュラ最終戦は日程が重なっている。ヘルムート・マルコは、カルロス・サインツのルノーへの早期移籍に関しての合意が遅れたことで不意を突かれたと述べた。「ルノーは(ジョリオン)パーマーの交代に関して非常に遅くに決断したし、少し想定外だった」とヘルムート・マルコは Auto Motor und Sport に述べた。「ガスリーはオースティンでは走らない。我々の新しいエンジンパートナーであるホンダは、日本で同日に開催されるスーパーフォーミュラでの彼がタイトル獲得を望んでいるからだ」「我々は彼らの希望を否認することはできない」報道では、1戦限りのピエール・ガスリーの後任には多くのドライバーの名前が挙げられている。F1復帰を目指してるロバート・クビサ、ルノーのリザーブドライバーを務めるセルゲイ・シロトキン、レッドブルの契約ドライバーであるセバスチャン・ブエミに加え、インディ500ウィナーの佐藤琢磨、インディカーの新チャンピオンであるジェセフ・ニューガーデンの名前さえ報じられている。「心配しないでほしい。火曜日には誰がトロ・ロッソの2つ目のシートに座るかわかるだろう」とヘルムート・マルコはコメント。ロバート・クビサの参戦については共同マネージャーを務めるニコ・ロズベルグが否定しており、候補ドライバーのなかでは長年レッドブルの契約ドライバーであるセバスチャン・ブエミが最有力だと考えられている。しかし、ヘルムート・マルコは、2018年にカルロス・サインツの後任としてセバスチャン・ブエミがフルタイムでF1に戻すことは難しいだろうと語る。「たとえトヨタがル・マンを離れたとしても、ホンダによって、来年ブエミを起用することは難しいだろう」とセバスチャン・ブエミとトヨタとの契約に言及。「日本企業間の競争はあまりに大きすぎる」
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