トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは、F1パワーユニット開発のトークン・システムを“ナンセンス”だと表現。状況が変わることを望んでいる。2015年に各マニュファクチャラーに割り振られているのは、全体の48%にあたる32のトークンとなっている。当初、2015年のトークンによる開発は冬季のみに限られていたが、フェラーリがレギュレーションにその部分のホモロゲーション期限が明記されていないという“抜け穴”を発見。FIAもこれを認め、32のトークンによるアップデートは2015年シーズンを通して可能になった。
フランツ・トストは、パワーユニットの開発制限がF1の競争特性を損なっていると考えている。「私にとっては完全にナンセンスだ」とフランツ・トストはコメント。「新しいパワーユニット規約について、3〜4年前にすでに『1つのメーカーが先頭にいた場合、トークン規約によって他会が追いつくことはできない』といっていたのを思い出す」「その頃、メーカーは、お金をセーブしなければならないと言っていた。私は『F1ではお金をセーブすることはできない』と言った。今、メルセデスがはるか前にいて、他社が遅れている状況にある。全メーカーがエンジンを自由に開発できるようにするべきだ。彼らが望むならね」「お金がないなら、F1にいるべきではない。それくらい単純なことだ」