トロ・ロッソは、2009年のシートの候補者としてファン・パブロ・モントーヤの獲得を検討していたことを明らかにした。ファン・パブロ・モントーヤは、ウィリアムズとマクラーレンで優勝候補としてF1で戦ってきたドライバー。モントーヤは、マクラーレンに所属した2006年シーズン中にF1を離れてからはアメリカのNASCAへ戦いの場を移している。トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは、セバスチャン・ベッテルの穴を埋めるドライバーとして、モントーヤの復帰の可能性を探っていたことを明らかにした。
「残念なことに、彼はもはやF1にはいたくないようだ」トロ・ロッソのシートに関しては、ルノー残留が発表となったネルソン・ピケJr.にもオファーしたと報道されていた。トロ・ロッソの来年のシート候補には、現ドライバーのセバスチャン・ブルデー、レッドブルが支援してるセバスチャン・ブエミ、佐藤琢磨、ブルーノ・セナ、そしてホンダでの将来がいまだ未確定であるルーベンス・バリチェロの名が挙げられている。トロ・ロッソの共同オーナーであるゲルハルト・ベルガーは、セバスチャン・ブルデーを「彼には才能があるが、マシンと彼自身の両方でわずかに自身が欠けている」との評価をしている。ベルガーはこれまで、2009年のシートを“実力で選ぶ”としていたが、最近は“お金”すなわち持参金も検討事項にいれているとされている。