トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは、今シーズンここまでのダニエル・リカルドとジャン・エリック・ベルニュのパフォーマンスに満足していると述べた。昨年HRTでF1デビューを果たしてトロ・ロッソに加入したダニエル・リチャリドは、開幕戦F1オーストラリアGPで9位フィニッシュして2ポイントを獲得。今年F1デビューしたジャン・エリック・ベルニュは、第2戦F1マレーシアGPで4ポイントを獲得している。
両ドライバーは、それ以降ポイントを獲得していないが、フランツ・トストは2人は十分に有望であることを示しており、彼らの仕事に満足していると述べた。「二人とも非常に熟練してきたし、ここまで良いパフォーマンスを示している」とフランツ・トストはコメント。「ダニエルは、メルボルンでの我々との初レースを9位でフィニッシュしてポイントを獲得したし、ジャン・エリックはセパンで8位でフィニッシュし、ポテンシャルの高さを示した。二人が遂げている進歩はかなり有望なものであり、我々は満足していると言わなければならない」ドライバーの成長率に満足しているかどうか質問されたフランツ・トストは「その通りだ」とコメント。チームが良い競争力のあるマシンを彼らに与えられれば、より力強いシーズン後半を戦えるだろうと述べた。「二人ともより経験を積んできたし、彼らはチーム、マシン、そして週末の手順をより理解している。なので、ここから彼らに良いマシンを提供し、新しいアップデートで前進を果たすかは我々チームにかかっている。後半戦に良い成績を残せると確信している」ハイメ・アルグエルスアリとセバスチャン・ブエミを落とすという驚きの決断をしたトロ・ロッソだが、フランツ・トストは単に十分な仕事をしないドライバーがいただけだと主張した。「こういう言い方をしてみよう。ドライバーが集中しておらず、速さを見つけられなければ酷い目にあうことになる。簡単なことだ。我々は懸命にプッシュしているし、ベストを尽くしている。だが、若手ドライバーは成功してきたと考えてF1に入ってくることがある。それはあり得ないことだ」「F1に入ることは、一生懸命に仕事をしていかなければらないと気付くことだ。それまでに成し遂げてきた全ては幼稚園だ(笑)。F1にいるということは、360日24時間、F1のために生きなければならない」「私がドライバーのひとりがそれをしていないと感じたら、彼はトラブルに陥る。そして、私は彼にプロなのか、そうでないかという苦しみを与える。単純なことだ」