2008年シーズンが終盤を迎えたことに伴い、スクデリア・トロロッソでは2009年ドライバー・ラインナップの検討を開始した。このプロセスの一環として、イタリアGP後にヘレスで行なわれるテストにおいて、セバスチャン・ブエミと佐藤琢磨のふたりに一日ずつ、STR3をテストする機会を与えることにした。19歳のセバスチャン・ブエミは、スイス出身の彼がレッドブル・ジュニアドライバー・プログラムの一員でレッドブル・レーシングのテストドライバーを務めていたことから、チームにとって馴染みの深い存在である。現在、GP2に参戦中のブエ...
佐藤琢磨は日本人でもっとも成功したドライバーである。31歳の琢磨はこれまでにF1グランプリに91戦出場、最高位は2004年アメリカGPで記録した3位である。日本国内の自転車レースで数々の成功を収めた彼は4輪レースに転向。2001年にイギリスF3チャンピオンとなって頭角を現すと、翌年にはジョーダンF1チームに加入した。続く3年間はBARホンダに在籍し、2006年にはスーパーアグリに移籍。そして今年のスペインGP後にチームが撤退するまで、琢磨はこのチームに所属していた。「来年からレッドブル・レーシングに移籍するセバスチャン・ベッテルの後任として誰が相応しいのかを試し、確認すべき時がやってきました」 そう語るのは、チーム代表のフランツ・トーストである。「シーズンの最後に行なわれるヘレス・テストにおいて、2009年のドライバー候補であるブエミと佐藤を同時に評価する機会を設けることとなりました。レッドブル・ファミリーのメンバーであり、GP2で活躍しているブエミが候補となるのは当然でしょう。佐藤については、F1ドライバーとして相応しい実力の持ち主であることは証明済みですし、レッドブルのスピリットともうまくマッチすると思われ、彼がF1で養ってきた経験がチームにとって貴重なものとなることは間違いありません」「僕のシーズンはスペインGPが終わったところで中断していましたが、このような形で再びF1カーに乗れることになり、とても嬉しく思っています」と佐藤。「今年、大きな飛躍を遂げたチームとともに仕事ができることは、本当に興味深い経験になるでしょう」ブエミは9月17日、佐藤は18日にテストを行なうことになる。
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