アロー・マクラーレンは、テオ・プルシェールが2024年のインディカー・シーズンのインディ500を除く残りのすべてのレースで6号車のステアリングを握ることを発表した。プルシェールはシーズンを通して13戦に参戦。当初デビッド・マルカスが出走を予定していたレースのほとんどを埋めることになる。マルカスが2月に負った手の怪我は当初考えられていたよりも治癒に時間がかかり、チームはこの22歳の代役をより恒久的に指名する必要があると判断した。
プルシェールはシーズン序盤の2レースに招集され、デビュー戦のロングビーチで11位に入るなど十分な活躍を見せた。今年、テオ・プルシェールは、ザウバーF1チームのリザーブドライバーを務めているが、インディカーでの仕事に集中するため、スーパーフォーミュラの残りシーズンは欠場する予定だ。「NTTインディカー・シリーズはモータースポーツ界で最高のレースのひとつであり、今、僕はそれを経験として語ることができる」とプルシェールは語った。「これは特別な機会であり、毎週末のレースでコース上での走行を通じて学び、向上していくことを約束する。僕たちの前にはたくさんのポテンシャルがある」アメリカでの任務の一環として、現役F2チャンピオンはキャリア初のオーバルトラックでのレースを任される。プルシェールは先週、ゲートウェイ周辺で初めてのオーバルテストを終えたばかりで、最初は緊張して少し怖かったと語った。しかし、テストが終わるころには自信を深め、7月13日にアイオワ・スピードウェイで予定されている初めてのオーバル・レースへの興奮を表明した。チーム代表のギャビン・ワードは「テオと仕事を続けられることに興奮している」と語った。「NTTインディーカー・シリーズでのレースに慣れるにつれて、彼のスキルセットと学習マインドが彼の成長をサポートしてくれると信じている」「これからは、6号車チームとともに成長を続け、その学びを結果につなげることが重要だ」アロー・マクラーレンは、わずか2週間後に迫ったインディ500のドライバーを発表せず、近い将来その面でのニュースが発表されることを約束した。チームの新体制の最初のレースは今週末、土曜日の午後にインディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースで予定されているソンシオ・グランプリで行われる。