エイドリアン・スーティルが、F1ヨーロッパGPへの意気込みを語った。カナダGPをどのように振り返りますか?僕たちにとってタフなレースだったけど、かなり面白かった。たくさんのバトルがあったし、うまくやるにはタイヤマネジメントが特に重要なポイントだった。レース序盤は非常にハードなレースをしていたし、クビサとのレースでパンクするまでトップ6にいた。空気の抜けたタイヤで1周しなければならなかったのは運が悪かったし、後方に下がってしまった。
それでもスピードを取り戻してからは、多くのバトルがあって良いレースができたし、かなり簡単にオーバーテイクできた。それは僕たちがまだ競争力があることを示してくれた。楽しかったし、1ポイントしか獲れなかったのは、僕たちの全体的なパフォーマンスレベルや僕たちがどれくらい良くかったかを表してはいないけど、週末のパフォーマンスには比較的満足している。バレンシアのトラックはどう思いますか?バレンシアはドライバーにとってあまり多くのチャンジがないので、好きなサーキットではない。ストリートサーキットに分類されはしているけど、チャレンジングなコーナーがないので実際はそのようには感じない。ヘアピンでブレーキングして、そのあとは全開だ。モナコやシンガポールのような標準的なストリートサーキットほどスリルが得られない。最後の複合は若干チャレンジングかな。高速での左右のシケインがあって、もうひとつの右コーナーに繋がる。最後のターンへのいくつかのコーナーはほぼ全開だし、ターンインの間にブレーキングをするので実際に最もトリッキーな部分のひとつだ。簡単にコーナーを越えて、出口でコントロールを失ってしまう。特にラインを外すとグリップレベルはかなり低いので、オーバーテイクはかなり慎重に判断しなければならない。そうは行っても、トラックはとても広いし、ランオフエリアもたくさんあるので、バリアに接触する心配はない。1周にわたって最高水準ではないけど、かなりタイトなレースになると思うし、今年はクルマがとても接近しているので、良いレースになるかもしれないね。VJM03は、今年ストリートサーキットでよいパフォーマンスを発揮していますし、この種のコースでのレースはあなたにとって得意分野ですよね。バレンシアでは良い結果を成し遂げられると期待していますか?バレンシアは中〜低ダウンフォースの空力構成が必要だし、僕たちはこの種のトラックで良いパドーマンスを発揮できることを示している。僕たちはカナダで強かったし、バレンシアでもかなり良いと思っている。また今回のレースのために新しいフロントウイング、小さなボディワーク変更、小さなサスペンションコンポーネントといった新しいパーツを持ち込むし、パフォーマンスをさらに改善させてくれるはずだ。有望だと思っている。過去にバレンシアではあまり運がなかったけど、マシンの基礎の良さに加えて、これまでのレースでしっかりした開発ができているし、今回のアップデートがより多くのポイントを獲得して、ルノーとのギャップを縮めるために僕たちを良い状態に導いてくれることを期待している。
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