エイドリアン・スーティルは、ザウバーがF1スペインGPで投入したアップグレードは“機能しなかった”とし、C33はまだ運転しづらいままだと述べた。今年ザウバーは厳しいスタートを切っており、マルシャ、ケータハムとともにまだ1ポイントも獲得できていない。「スペインのアップデートはあまり機能しなかった。唯一本当にうまくいったのは軽量化だけだった」とエイドリアン・スーティルはコメント。
「最大の問題は、僕たちのパフォーマンスが良くない理由は、クルマのドライバビリティと変なドライビングだ」「特定のレースではコントロールすることができない。バルセロナでは運転しづらくてトリッキーだった。タイヤはフロントもリアもロックするし、オーバーステア、アンダーステアなどあらゆる問題があった」「考えられる最悪の状況だし、どのように問題を解決したらいいかわからない。全てを変えるしかない。そして全ての問題が積み重なっていく」冬季テストでエイドリアン・スーティルは、ザウバーのブレーキシステムの問題を見つけていたが、現在はクルマのより基本的な問題がそれを引き起こしたかもしれないと考えている。C33のブレーキの挙動ついて「またちょっと変な感じだ」とエイドリアン・スーティルはコメント。「でも、コーナーに入ったときのグリップ不足から来ているとも思っている」「最初に調べなければならない他のどこかがあるかもしれない。ブレーキシステムは正常かもしれないけど、とにかくグリップが十分ではない」エイドリアン・スーティルは、プレシーズンテストが進むにつれてますます悲観的になっていたと認めた。「正直、最初の数回のテストの後、『これは厳しいスタートになりそうだ』と思った。でも、いつだってポジティブに考えるものだ」「でも、正直、開幕戦の前にいくつか心配があった。僕たちは準備ができていなかったし、ドライバビリティ面でクルマはあるべき姿ではなかった」「まだ、今も僕たちはその状態だし、改善して、もっと良くしていかなければならない」「現時点でそこから抜け出すのはとても難しい」