5月3日(水)~4日(木)に富士スピードウェイで開催されるSUPER GTの第2戦「FUJI GT 500km RACE」への意気込みをNISMOの監督を務める鈴木豊が語った。「岡山で開催された開幕戦では、クルマの速さが足りず、チームやドライバーにつらい思いをさせてしまったと感じています。しかし、その中でも自分たちが今できることは100%出し切れたとも思っています」と鈴木豊は語る。
「ピットワークの速さ、チーム力というのは、以前からそうですが、苦しいときに非常に強い支えになっていて、我々の大きな武器の一つになっています。もちろん、自分たちの仕事ができた満足感はそれぞれにあると思いますが、それ以上に勝負に対する悔しさは全員が持っていて、「このままじゃ終われないぞ」という気持ちで第2戦以降に臨みます。「富士では、開幕前に公式テストを行いましたが、岡山のテストと比べても悪くない印象を受けました。この時に投入したアイテムの効果がしっかりと確認できたからです。これは開幕戦でも効果を得られたものですが、富士のほうが、より効果が大きいと考えていますので、実戦でも期待をしています」「また開幕戦後に行われたオートポリスのテストでは、これまでのテストや開幕戦に比べ気温と路面温度が若干上がり、ミシュランタイヤ本来のパフォーマンスが出せるようになってきました。天候をコントロールすることはできませんが、通常のこの時期の富士であれば、ミシュランタイヤがターゲットとする気温・路面温度になってくるので、そういった意味でも好条件となりそうです」「岡山では、本当に、みんな悔しい思いをしました。ですから、ここで一矢報いたい。シーズンはまだ始まったばかりですが、レクサス勢はウェイトを積んでいますから、ウェイトの軽い我々のほうが有利に富士戦を戦えます。クルマは岡山より良くなっているので、開幕戦同様、自分たちの力を出し切ればきっといい結果がついてくると思っています。500㎞と少し長い距離になりますが、ぜひ最後まで応援を宜しくお願いします!」