鈴木亜久里と土屋圭市が、鈴鹿サーキットで開催される「2017モータースポーツファン感謝デー」でSUPER GTのGT300車両で対決することが発表された。「鈴木亜久里 vs 土屋圭市 禁断のGT300バトル」と題されたこの対決では、AUTOBACS RACING TEAM AGURI 代表/監督である鈴木亜久里氏がARTA CR-Z GT(2015年)を、同チームのエグゼクティブ・アドバイザー土屋圭市氏がARTA BMW M6 GT3(2017年)をドライブして対決する。激戦必至のレースは必見だ。
また、鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝マシン5台のデモ走行、SUPER GTに参戦するGT300クラスの走行車両の一部が決定した。鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝マシンデモ走行Honda RVF/RC45 (1995年/チーム・HRC)Force V4ことHondaV4エンジンの集大成とも言えるRVF/RC45は、アーロン・スライトと岡田忠之のペアで、史上最多周回数の212周で優勝。鈴鹿8耐連覇を決める。スライトは史上初の鈴鹿8耐3連覇、岡田はこの優勝を機に1996年からWGPの500ccクラスに昇格。世界への扉を開くレースとなった。Honda RVF/RC45 (1997年/ホリプロ ホンダ with H・A・R・T)“スプライト クール”鈴鹿8耐として開催されたこの年、台風接近による雨で、気温も30℃に届かない8耐となった。そのなかで伊藤真一と宇川徹が優勝。台風が直撃して6時間レースになった1982年以来の日本人ペアの優勝だった。Honda RVF/RC45 (1999年/ラッキーストライク・ホンダ)Honda RVF/RC45の8耐ラストイヤー、その花道を飾る立役者となったのは岡田忠之とアレックス・バロスのWGPコンビだった。Honda RVF/RC45は、94年以降の8耐出場で6戦5勝と、圧倒的な強さを誇った。Honda VTR1000SPW (2000年/チーム・キャビン・ホンダ)Hondaが新たなマシンとしてリリースしたのが、V型2気筒1000ccエンジンを搭載したVTR1000SPで、そのワークス仕様がVTR1000SPW。宇川徹、加藤大治郎ペアが優勝し、宇川は日本人初の3勝目、Hondaは4連覇を達成した。Honda CBR1000RRW (2004年/セブンスター・ホンダ)Hondaは20年続いたV型エンジンから、直列4気筒エンジンを搭載したCBR1000RRをリリース。デビューイヤーにして宇川徹と井筒仁康ペアが鈴鹿8耐の優勝へと導き、Hondaは前人未到の8連覇を達成した。SUPER GT GT300クラス 走行車両シンティアム・アップル・ロータス (2017年/Cars Tokai Dream28)GT300マザーシャシーを採用し製作されたマシン。2016年第6戦SUZUKA1000kmにおいて、第3ドライバーで出場した牧野任祐が予選1回目でコースレコードを更新する走りをみせた。グッドスマイル 初音ミク AMG (2017年/GOODSMILE RACING & TeamUKYO)谷口信輝と片岡龍也をドライバーとして2017年シーズンGT300クラスに参戦するマシン。2016年シーズンは、開幕戦の岡山国際サーキットで2位表彰台、第8戦ツインリンクもてぎで3位表彰台を獲得した。マネパ ランボルギーニ GT3 (2017年/JLOC)JLOCが、2016年に投入したランボルギーニ・ウラカンをベースとしたGT3車両。2016年は織戸学と平峰一貴がドライブし、シリーズ後半戦は着実に入賞を重ねた。2017年SUPER GTシリーズGT300クラスに参戦するマシンで、上位進出に期待がかかる。