スーパーGT第4戦「FUJI GT 300km RACE」の決勝が8月2日に富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは100号車「STANLEY HRC PRELUDE-GT」の山本尚貴/牧野任祐組が今季初優勝を飾った。レースはスタート直後に64号車「Modulo HRC PRELUDE-GT」のイゴール・オオムラ・フラガが絡む大クラッシュで赤旗中断となる波乱の展開となったが、再開後はホンダ勢が主導権を握り、新型HRC PRELUDE-GTに初勝利をもたらした。
スタート直後の大クラッシュで赤旗中断事前の降雨によりレースはセーフティカー先導でスタート。5周目に実質的なレースが始まった直後、メインストレートで64号車「Modulo HRC PRELUDE-GT」のイゴール・オオムラ・フラガ、23号車「MOTUL Niterra Z」の高星明誠、12号車「TRS IMPUL with SDG Z」のベルトラン・バゲットが接触する大事故が発生した。フラガのマシンは宙を舞う激しいクラッシュとなり、レースは赤旗中断。フラガは意識のある状態で車両から救出され、精密検査のため病院へ搬送された。事故原因を作ったと判断されたバゲットには90秒のストップ・アンド・ホールドペナルティが科され、高星もフロント左側を損傷して大きく順位を落とした。約35分の中断後にレースは再開された。山本尚貴が首位奪取 ホンダ勢がレースを支配再スタート後、ポールポジションの8号車「#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT」を駆る大津弘樹は、1コーナーで100号車の山本尚貴にかわされ首位を明け渡した。3番手には17号車「Astemo HRC PRELUDE-GT」の野村勇斗が続き、HRC PRELUDE-GT勢が上位を占める展開となる。ピットウインドウが近づくと37号車「Deloitte TOM'S GR Supra」の笹原右京が鮮やかなオーバーテイクを決めて3番手へ浮上。さらに38号車「KeePer CERUMO GR Supra」の小林利徠斗も順位を上げ、トヨタ勢が反撃を開始した。牧野任祐が逃げ切り 新型プレリュードに初勝利ピットストップでは100号車が25周目、8号車が24周目にドライバー交代を実施。一方で37号車はスティントを延ばしたことで実質的に順位を上げ、ジュリアーノ・アレジが2番手でコースへ復帰した。終盤まで牧野任祐がリードを築いたが、59周目にGT300クラスの周回遅れを利用した太田格之進がアレジを攻略して2番手へ浮上。残り周回で牧野との差を一気に縮め、最終ラップには約1秒差まで迫った。それでも牧野は冷静な走りで逃げ切り、100号車「STANLEY HRC PRELUDE-GT」が66周を走破して今季初優勝。新型HRC PRELUDE-GTにとって参戦3戦目で初勝利となった。2位はわずか0.662秒差で8号車「#8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT」、3位には37号車「Deloitte TOM'S GR Supra」が続いた。昨年王者の36号車「au TOM'S GR Supra」は11番手スタートから4位まで追い上げ、80kgのサクセスウェイトを搭載しながらランキング首位を守った。5位は17号車「Astemo HRC PRELUDE-GT」、6位は38号車「KeePer CERUMO GR Supra」が入った。一方、日産勢はスタート直後のアクシデントが響き、24号車「リアライズコーポレーション Z」の11位が最高位。ポイント獲得を逃す厳しい一戦となった。GT300はGreen Brave GR Supra GTが今季初優勝GT300クラスは52号車「Green Brave GR Supra GT」の野中誠太/吉田広樹組が優勝を飾った。序盤は45号車「PONOS FERRARI 296 EVO」がレースをリードしたが、野中が着実に順位を上げ、ピットストップではフロントタイヤ2本交換のみを選択して逆転に成功。終盤は吉田が45号車の川端伸太朗との激しいサイド・バイ・サイドの攻防を制してトップを守り切った。2位には32号車「ENEOS X PRIME AMG GT3」の石浦宏明/鈴木斗輝哉組、3位には7号車「CARGUY Ferrari 296 GT3 EVO」のザック・オサリバン/梅垣清組が入り、45号車「PONOS FERRARI 296 EVO」は4位でフィニッシュした。GT300ランキングでは、7位でフィニッシュした2号車「HYPER WATER INGING GR86 GT」が首位を維持。5位に入った56号車「リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R」が2ポイント差で追う展開となった。大クラッシュによる赤旗中断という波乱の一戦となった富士大会だったが、GT500では新型HRC PRELUDE-GTが待望の初優勝を達成。シーズン後半戦に向けてタイトル争いはさらに激しさを増しそうだ。GT500決勝結果(第4戦 富士)1位 #100 STANLEY HRC PRELUDE-GT(山本 尚貴/牧野 任祐)2位 #8 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(太田 格之進/大津 弘樹)3位 #37 Deloitte TOM'S GR Supra(笹原 右京/ジュリアーノ・アレジ)4位 #36 au TOM'S GR Supra(坪井 翔/山下 健太)5位 #17 Astemo HRC PRELUDE-GT(塚越 広大/野村 勇斗)6位 #38 KeePer CERUMO GR Supra(大湯 都史樹/小林 利徠斗)7位 #14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住 仁嶺/大嶋 和也)8位 #39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口 雄飛/サッシャ・フェネストラズ)9位 #16 ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GT(野尻 智紀/佐藤 蓮)10位 #19 WedsSport BANDOH GR Supra(国本 雄資/阪口 晴南)11位 #24 リアライズコーポレーション Z(名取 鉄平/三宅 淳詞)12位 #12 TRS IMPUL with SDG Z(平峰 一貴/ベルトラン・バゲット)13位 #23 MOTUL Niterra Z(千代 勝正/高星 明誠)14位 #64 Modulo HRC PRELUDE-GT(大草 りき/イゴール・オオムラ・フラガ)
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