本山哲は、2022年のスーパーGTの開幕戦に出場したTeam LeMansから“契約解除”されたことを発表した。今季、本山哲は、彼の名前を前面に押し出した『MOTOYAMA Racing with Team LeMans』からGT300クラスに参戦。開幕戦岡山ではNo.6 Team LeMans Audi R8 LMSを走らせ、クラス5位入賞を果たしていた。
しかし、4月19日(火)に発表された第2戦富士のエントリーリストに本山哲の名前はなく、元F1ドライバーのロベルト・メルヒが片山義章のチームメイトしてNo.6 Team LeMans Audi R8 LMSを走らせ、チーム名も『Team LeMans』となっていた。この発表と同時に本山哲は自身のTwitterに自身のTwitterに「謎過ぎる事が起きました。調査します」と投稿し、多くの憶測を呼んでいた。4月20日(水)、本山哲はプレスリリースを発表し、「チーム側からの契約解除によって急遽、スーパーGT第2戦を欠場することとなりました」と発表した。プレスリリースでは「『MOTOYAMA Racing with Team LeMans』よりGT300クラスに参戦中の本山哲は、チーム側からの契約解除によって急遽、スーパーGT第2戦を欠場することとなりました」と報告。「応援してくださっているファンの皆さまや、スポンサーの皆さまには納得のいかない結果となってしまいましたことを、心よりお詫び申し上げます」として、本山哲のコメントを発表した。本山哲「昨年、GT300クラスに新たなチームを立ち上げ、若手ドライバーの片山義章選手とともに『Team LeMans with MOTOYAMA Racing」として戦った初シーズンは様々なトライ&エラーを繰り返しながらも着実に成長した1年間だったと思います。GT300クラス特有の難しさや、マシンやBoPの違い、タイヤの違いなど多くのファクターが複雑に絡み合うカテゴリーだけに、なかなか期待していた結果が出せず、苦しい日々を過ごしたことも事実です」「そして迎えた2022年シーズンは、新たに『MOTOYAMA Racing with TeamLeMans』として組織構成を変更し、マシンのアップデートをし、可能な限りのプライベートテストで様々なセットアップを試し、ベストな体制で臨みました。そして自らに課したハードルで、開幕戦では予選Q1突破、そして昨年のベストリザルト以上を掲げて不退転の決意でレースに臨み、チームが一丸となってそれを達成、5位入賞で初ポイントを獲得するベストレースとなりました」「1シーズンと1レースかかりましたが、念願の初ポイント獲得を果たし、若手ドライバー、片山義章選手がプロとして自信を持って攻めきってくれたことで、当初の目的は達成できたと思います。支えてくださった多くファンやスポンサーの方々、そして一緒に戦い続けたチームスタッフの全員に心から感謝の意を捧げます」「今回、自分が第2戦に参加することができなくなったことは、結果として応援してくださっているファンのみなさまやスポンサーのみなさまの期待に沿えないことかもしれませんが、自分がプロフェッショナルドライバーである以上、現状を受け入れ、新たな道を模索することとさせていただきます」「今回の一件で、関係各位にご心配をおかけしたことをお詫びするとともに、新たな状況が決まり次第、ご報告させていただくことをお約束いたします。もちろん自らのチーム『TEAM MOTOYAMA」として参戦するTCRジャパンシリーズには、これまで同様にチームと協力しながらモータースポーツの楽しさを伝えつつ、新たなドライバー育成をテーマに監督として参戦し続けますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」
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