スーパーフォーミュラは、2016年以降のタイヤ供給について横浜ゴムと基本合意に達したことを発表した。また、シリーズの名称が2016年より「全日本スーパーフォーミュラ選手権」に変更となることも同時に発表された。スーパーフォーミュラは、今シーズン限りで公式タイヤサプライヤーを務めてきたブリヂストンが撤退。かねてより横浜ゴムとの間で話し合いを継続してきた。
スーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーションは「本年春より横浜ゴム株式会社様と共にタイヤ開発テストを重ねてまいりましたが、 スーパーフォーミュラマシンの性能を最大限に発揮させることのできるタイヤであること、技術開発力、供給体制も素晴らしいものであることを改めて認識することができました」と述べた。「この度、横浜ゴム株式会社様を良きパートナーとしてお迎えし、スーパーフォーミュラをより魅力あるハイレベルのシリーズとして弊社とともに発展させて頂けると確信を得て、本日ここに発表出来ますことを大変嬉しく思います」横浜ゴムは1980年の全日本F2選手権参戦を皮切りに、1987年からは全日本F3000選手権、さらに1996年にはフォーミュラ・ニッポンに参戦するなど国内トップのフォーミュラレースに積極的に参戦してきた。フォーミュラ・ニッポンは翌1997年から他社製タイヤのワンメイクレースとなっていたが、今回およそ20年ぶりに国内トップフォーミュラへ復帰することとなった。横浜ゴムは、「ADVAN(アドバン)」レーシングタイヤのワンメイク供給を開始する。供給タイヤはオレンジオイル配合技術により優れたグリップ性能を維持しながら環境性能を高めた「ADVAN A005」とウェット用の「ADVAN A006」。タイヤサイズはフロント用が250/620R13、リア用が360/620R13となる。関連:ブリヂストン、スーパーフォーミュラ撤退を発表