スーパーフォーミュラは、2019年に導入する新型マシン『SF19』の開発状況を説明。開発は順調に進んでいるとしている。昨年10月、スーパーフォーミュラは2019年に新型マシン『SF19』を導入することを発表。それ以降、設計・製作担当のダラーラにより、風洞空力テストを重ね、先週無事終了した。
開発について、ダラーラのSF19 開発担当者であるファビオ・グラッパ(プログラムマネージャー)が現在の状況を説明した。「2019年度に向けた新型スーパーフォーミュラカーの開発は順調に進んでおり、ダラーラの製造工場では最初のシャシー(モノコック)の製造が進行中です」とファビオ・グラッパはコメント。「デザインや空力を全面的に新たなものとし、モータースポーツが求めるより厳格な安全基準に準拠させた結果、新車は前の世代と比べ重要な進歩を遂げています」「全体的な開発は、スーパーフォーミュラの主たる特徴である重量コントロールを中心に行なわれました。革新的な素材、革新的な製造テクノロジーを使用することで、ルール変更にもかかわらず重量をコントロールすることが可能となりました」「その結果 SF19 はこれまで同様、同レベルのエンジンパワーを有するシングルシーターカーの中で世界的に最も軽量な車両の一つとなっています。ダウンフォース、ドラッグ、空力バランス、冷却力、オーバーテイク機能といった空力面では、大いに期待できるデータが得られています」「トヨタ、ホンダ両社がそれぞれ開発したパワフルで効率的なターボ式 4 気筒エンジンならびにヨコハマタイヤが採用されることとも相まって、性能面では大幅な進歩を遂げます」「車両ダイナミクスの観点では、ホイールベースが短くなって、これまで以上の敏捷性、反応性が発揮され、よりチャレンジングなドライビング体験をもたらしてくれるでしょう」「2018年7月初頭に行なわれる最初の走行テストに向け、2018年5月にはプロトタイプの組み付けが始まります。」今シーズン、スーパーフォーミュラは、全7戦で 2 スペックタイヤ制を導入。今年導入3年目を迎える2スペックタイヤは、2ストップなどチーム戦略に幅をもたらし、エキサイティングなレース展開に大きく寄与してきた。また今シーズンは、誕生 40 年を迎えるグローバル・フラッグシップタイヤブランド「ADVAN」の記念ロゴマークが施されたスペシャル版となっている。
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