坪井翔が、2024年のスーパーフォーミュラのタイトルを獲得。『日本最速』の称号が欲しかったと語った開幕ノーポイントからの挽回を誓い、チームと共に試行錯誤を続け、シーズンをとおしてスピードと勝負強さを磨き続けて手繰り寄せた「日本最速」の栄光。9戦3勝、2位2回、3位2回で参戦6年目にして見事初のドライバーズタイトルを獲得した。
「タイトルを獲得できて本当に嬉しいです。このタイトルを獲りたくて仕方なくて、ずっとやってきて、ようやく獲れたので最高の気持ちです」と坪井翔は語った。「今年はチーム移籍という大きな環境の変化があったので、送り出してくれたセルモに対しても、迎え入れてくれたトムスに対しても……トムスに関しては去年のチャンピオンチームでもありますし、僕が今年(タイトルを)獲らないとどちらのチームに対しても微妙な思いをさせてしまうと思うので、結果で恩返しするしかできることはないと強く思っていました」「今年はいつも以上に気合が入った1年だったので、その年にしっかりチャンピオンを獲れたのは本当に良かったなと思います」「スーパーフォーミュラは同じクルマ、同じタイヤを使ってレースをして、ひとりでクルマを操って走るという意味で『日本最速』を決めるカテゴリーだと思っています。だからこそ、やっぱりその称号が欲しかったですし、それを獲るためにずっとやってきたところもあるので……SUPER GTではチャンピオンを獲りましたけど、スーパーフォーミュラでは獲れていないということでもどかしい気持ちがあって、それがついにやっと叶えられたので本当に幸せです」