ジュリアーノ・アレジが、スーパーフォーミュラ 第3戦 オートポリスでの初優勝を振り返った。WECに参戦する中嶋一貴の代役としてKuo VANTELN TEAM TOM’Sから2戦目のスーパーフォーミュラ参戦となったジュリアーノ・アレジ。レースは降雨と霧による悪天候で12周時点で赤旗中断のままレースは終了。ポールポジションからスタートしたジュリアーノ・アレジが初優勝を果たした。
「良いスタートを切ることができて、どんどんマージンを取って走っていた。最初はタイヤのグリップがあまりなかったけど、少しずつ出てきた」とジュリアーノ・アレジは語る。「そうしたら、そのあとすぐセーフティカーが入って…。そのあとのリスタートになったときも難しかった。そのあとも簡単ではなかったけれど、そのまま安定したペースで走った。スーパーフォーミュラでは初のウェットレースとなった。「GP3やF2でも雨のスタートをしたけど、スーパーフォーミュラはまた別のカテゴリーなのでまた違った。今日は良いスタートができてうれしい。第2戦の鈴鹿はあまり良くなかったので、今日は良いスタートができて本当にうれしかった。セーフティカー明けの心境は?「最初は難しかったけど、気持ちを落ち着かせて…。ミスをすることは簡単だから、それを回避するためにも最初はちょっとゆっくり走った。セーフティカーが遅くて、あまりリヤタイヤがウォームアップできなかったので難しかった。でもリスタートは結構楽しかった!」「ただあまり楽しくなるとクラッシュして終わるので、ちょっとゆっくりと走るくらいのほうが良かった。序盤のタイヤだけど、負荷をかけずにやさしく走っていたのでデグラデーションの問題はなかった。最初から水を選びながらクールダウンして走っていたので大丈夫だった」11周目、激しい雨になりセーフティカーがコースイン、そのまま赤旗中断になった。「待っているのはクルマを運転するよりも難しかった(苦笑)」とジュリアーノ・アレジは語る。「動かないで待っていたので腰が痛くなって。一度クルマから出て、トイレに行ったら大丈夫だった」参戦2戦目の優勝をどうとらえているのか。「優勝するために勉強をしているけどが、優勝することは一番難しいのであまり考えず、僕は勉強することに集中していた。どうやってもっと速く走れるか、それだけ考えていた」とジュリアーノ・アレジは語る。次のスーパーフォーミュラ参戦が巡ってきたときは?「またゼロからのスタートになるけど、僕の考えとしては変わらない。まずサーキットに合わせ、どうやってクルマと僕を速くすることができるかに集中するだけだ。今回は優勝できたけど、あまりポジションのことを考えることはない」
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