ロシアのエネルギー大手ガスプロムが、アルファタウリ(現トロロッソ)およびルノーF1チームについてタイトルスポンサー契約について交渉を行っているとGPToday.net が報じた。ガスプロムはロシア最大の石油会社であり、世界最大の天然ガス会社。2002年と2003年にミナルディのスポンサーを務めていた。現在、F1では持続可能性と燃料の分野で進歩を踏み出そうとしており、同社はF1に関与することに関心を持っているという。
報道によると、アルファタウリとルノーF1チームがガスプロムにとって理論的な場所だと報道。現在、F1で活躍しているロシア人は、2020年にアルファタウリからフルタイムで参戦するダニール・クビアトだけとなっている。だが、アルファタウリのブランディングはガスプロムの要求にそぐわない可能性があるという。そのため最有力はルノーF1チームになるという。同じロシア人ドライバーのセルゲイ・シロトキンは、ルノーのリザーブドライバーを務めており、同チームもガスプロムにとって魅力的な選択肢になると同サイトは報道。契約は4年契約で年間3500万ユーロ(約42億円)になるとしている。別の情報源としてウィリアムズのガスプロムのオプションのひとつだという。ウィリアムズは、2018年にセルゲイ・シロトキンをF1ドライバーに起用しており、そのコネクションは維持されている。また、ガスプロムは、ハイネケンのようなグランプリのスポンサーも検討しており、F1ロシアGPのタイトルスポンサーが有力だとしている。