F1のスポンサーであるハイネケンは、近い将来、ベトナムでF1レースが見られるようになることを願っている。 今年、ハイネケンはF1と新たなパートナーシップを結び、一部レースでは2020年まで冠スポンサーを務める。6月に契約を発表した席でハイネケンのシニア・グローバル・ブランドディレクターのジャンルカ・ディ・トンドは、F1に魅力を感じた理由について、“既存および潜在的コンシューマーと重要な成長市場で結びつく機会”が得られるためと説明している。
F1公式サイトのインタビューで次にF1が訪れてほしい場所を聞かれたジャンルカ・ディ・トンドは「それはとても簡単だ。アジア、ベトナムだよ。我々は地元のパートナーを通してベトナムでは大きな存在感を示しており、モンツァでは彼らをゲストとして招いた。彼らは大喜びだった。それならば、ホー・チ・ミン市でレースをするというのはどうだろう?」と述べた。ジャンルカ・ディ・トンドは、ハイネケンの関心の多くを占めるのはアジア太平洋地域だと語る。「ハイネケンはヨーロッパで強力な存在だ。我々はヨーロッパで“誕生”したヨーロッパのブランドだからね。だが、将来的な活躍の場はアジア太平洋にある」とジャンルカ・ディ・トンドはコメント。「アジア太平洋地域は我々の戦略的重要エリアであり、そこで7戦が開催されているというのは素晴らしいことだ。アジアのF1に対する情熱は明確だ」 「アメリカで2戦を開催しようという計画があるのなら、それも我々にとっては非常に興味深い。アメリカは我々の最大のマーケットだからね。それを1つの単体マーケットと捉えるなら、今でもそこが最大だ。アメリカでは人気を活性化させることが比較的容易だ。共に、F1人気をさらに高めるようというのなら、我々はいつでも議論に参加する」