バルセロナ市が、F1スペインGPへの出資額を50%削減する見込みだと地元メディアが報じている。バルセロナの地方議会は、資金提供を段階的に廃止していく動きの一環として、今年の出資額を例年の400万ユーロ(約5億2,200万円)から200万ユーロ(約2億6,100万円)に減額することになったようだ。昨年のF1スペインGP開催中に2019年までレースを開催する新契約の締結が発表されているが、この契約は現在の議会が選挙で当選する以前に締結されている。
バルセロナのヘラルド・ピサレロ新副市長は“F1は優先事項でない”ために今回の資金提供に関する決定がなされたのだと Diario Sport に述べた。議会は最終的には出資から完全に手を引くつもりのようだが、“因果関係へのダメージ”を回避するために、段階的な減額の手段を選んだようだ。ピサレロ副市長は、カタロニア・サーキットが自給自足を実現できるような事業計画をまとめられるように関係する自治体と交渉していることも付け加えた。カタロニア・サーキットは、1991年以降、毎年F1スペインGPを開催している。