ブルーノ・セナは、フリー走行でクリスチャン・クリエンを走らせることがレースドライバーに役に立つというヒスパニア・レーシングの決定を疑問に思っている。ヒスパニア・レーシングは、今週始めにクリスチャン・クリエンをサードドライバーとして起用。クリエンは、スペインGPの金曜フリー走行1回目にカルン・チャンドックの代わりとして走行する。しかし、ブルーノ・セナは、チームは冬季テストを逃しているため、彼とチャンドックができるだけ多くの走行時間を得る必要があると考えている。
「経験豊富なサードドライバーがマシン開発に関して利益となり、彼がチームをどのように方向性に持っていくことができるかは、明日まで待たなければならない」とブルーノ・セナはコメント。「でも、僕の意見では、僕たちはシーズン序盤にテストをしていないので、レースドライバーは可能な限りの走行距離を得るべきだと思う。金曜日にサードドライバーを走行させているチームはごく僅かだし、それは彼らがドライバーが使用することができるシミュレーターを持っているからだ」「僕は出来る限り多くの距離を走りたいし、予選セッションに向かう前にマシンに慣れることを確実にしたい。僕にとって、すべての走行が違いを生むんだ。幸い、僕はこのトラックをよく知っているので、すぐにペースを掴めると思うっているけど、様子をみてみるつもりだ」ブルーノ・セナは、ヒスパニア・レーシングが今週末のレースにほとんどパフォーマンス・アップデートを投入しないと語り、マシンが大幅な改善を得るにはあと2カ月は待つ必要があると考えている。「僕たちはパフォーマンスに関しては多くを得ていない。サスペンションなどは少しのは新しいものを持ち込むけど、それらはあまりパフォーマンスには関係ない。少しはパフォーマンスに役立ってくれるかもしれないけど、それらはクルマのドライバビリティやコントロール性を改善するものだ」「一貫性やタイヤには良くなると思う。でも、純粋なパフォーマンスのアップデートとしてはすこし不十分だ」「最終的に、僕たちはまだ少しスケジュール的にも遅れているし、パフォーマンスのために大きなアップデートを得られるには2カ月はかかるかもしれない。スタートが1〜2カ月遅れれば、開発がかなり遅れてしまうのは普通のことさ」